1.3.3. カスタムメトリクスの追加


metrics_list.yaml ファイルにメトリクスを追加して、マネージドクラスターから収集されるようにします。

カスタムメトリクスを追加する前に、oc get mco observability -o yaml コマンドで、mco observability が有効になっていることを確認します。status.conditions.message の メッセージが Observability components are deployed and running となっていることを確認します。

observability-metrics-custom-allowlist.yaml という名前のファイルを作成し、metrics_list.yaml パラメーターにカスタムメトリクスの名前を追加します。ConfigMap の YAML は、以下の内容のようになります。

kind: ConfigMap
apiVersion: v1
metadata:
  name: observability-metrics-custom-allowlist
data:
  metrics_list.yaml: |
    names:
      - node_memory_MemTotal_bytes
    rules:
    - record: apiserver_request_duration_seconds:histogram_quantile_90
      expr: histogram_quantile(0.90,sum(rate(apiserver_request_duration_seconds_bucket{job=\"apiserver\",
        verb!=\"WATCH\"}[5m])) by (verb,le))
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  • names セクションで、マネージドクラスターから収集されるカスタムメトリクスの名前を追加します。
  • rules セクションで、パラメーターペア exprrecord に値を 1 つだけ入力し、クエリー式を定義します。メトリクスは、マネージドクラスターの record パラメーターで定義される名前で収集されます。クエリー式の実行後の結果が、メトリクスの値として返されます。
  • namesrules セクションはオプションです。セクションのいずれかまたは両方を使用できます。

oc apply -n open-cluster-management-observability -f observability-metrics-custom-allowlist.yaml のコマンドで、open-cluster-management-observability namespace に observability-metrics-custom-allowlist ConfigMap を作成します。

Grafana ダッシュボードから Explore ページからメトリクスをクエリーし、カスタムメトリクスからのデータが収集されていることを確認します。独自のダッシュボードでカスタムメトリクスを使用することもできます。ダッシュボードの表示に関する詳細は、Grafana ダッシュボードの設計 を参照してください。

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