1.3.3. カスタムメトリクスの追加
metrics_list.yaml ファイルにメトリクスを追加して、マネージドクラスターから収集されるようにします。
カスタムメトリクスを追加する前に、oc get mco observability -o yaml コマンドで、mco observability が有効になっていることを確認します。status.conditions.message の メッセージが Observability components are deployed and running となっていることを確認します。
observability-metrics-custom-allowlist.yaml という名前のファイルを作成し、metrics_list.yaml パラメーターにカスタムメトリクスの名前を追加します。ConfigMap の YAML は、以下の内容のようになります。
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namesセクションで、マネージドクラスターから収集されるカスタムメトリクスの名前を追加します。 -
rulesセクションで、パラメーターペアexprとrecordに値を 1 つだけ入力し、クエリー式を定義します。メトリクスは、マネージドクラスターのrecordパラメーターで定義される名前で収集されます。クエリー式の実行後の結果が、メトリクスの値として返されます。 -
namesとrulesセクションはオプションです。セクションのいずれかまたは両方を使用できます。
oc apply -n open-cluster-management-observability -f observability-metrics-custom-allowlist.yaml のコマンドで、open-cluster-management-observability namespace に observability-metrics-custom-allowlist ConfigMap を作成します。
Grafana ダッシュボードから Explore ページからメトリクスをクエリーし、カスタムメトリクスからのデータが収集されていることを確認します。独自のダッシュボードでカスタムメトリクスを使用することもできます。ダッシュボードの表示に関する詳細は、Grafana ダッシュボードの設計 を参照してください。