1.2.3. Red Hat OpenShift Container Platform コンソールからの可観測性の有効化


オプションで、Red Hat OpenShift Container Platform コンソールから可観測性を有効にし、open-cluster-management-observability という名前のプロジェクトを作成します。open-cluster-management-observability プロジェクトに、multiclusterhub-operator-pull-secret という名前のイメージプルシークレットを作成してください。

open-cluster-management-observability プロジェクトに thanos-object-storage という名前のオブジェクトストレージシークレットを作成します。オブジェクトストレージシークレットの詳細を入力し、Create をクリックします。注記: 可観測性の有効化 セクションの手順 4 を参照して、シークレットの例を確認してください。

MultiClusterObservability CR インスタンスを作成します。Observability components are deployed and running のメッセージが表示されると、OpenShift Container Platform から可観測性サービスが正常に有効化されています。

1.2.3.1. 外部メトリクスクエリーの使用

可観測性には、外部 API があり、OpenShift ルート (rbac-query-proxy) を使用してメトリクスをクエリーできます。以下のタスクを確認して、rbac-query-proxy ルートを使用します。

  • 以下のコマンドを使用して、ルートの詳細を取得できます。

    oc get route rbac-query-proxy -n open-cluster-management-observability
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  • rbac-query-proxy ルートにアクセスするには、OpenShift OAuth アクセストークンが必要です。トークンは、namespace 取得のパーミッションがあるユーザーまたはサービスアカウントと関連付ける必要があります。詳細は、ユーザーが所有する OAuth アクセストークンの管理 を参照してください。
  • デフォルトの CA 証明書を取得し、tls.crt キーの内容をローカルファイルに保存します。以下のコマンドを実行します。

    oc -n openshift-ingress get secret router-certs-default -o jsonpath="{.data.tls\.crt}" | base64 -d > ca.crt
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  • 以下のコマンドを実行してメトリクスのクエリーを実行します。

    curl --cacert ./ca.crt -H "Authorization: Bearer {TOKEN}" https://{PROXY_ROUTE_URL}/api/v1/query?query={QUERY_EXPRESSION}
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    注記: TheQUERY_EXPRESSION は標準の Prometheus クエリー式です。たとえば、cluster_infrastructure_provider メトリクスのクエリーには、前述したコマンドの URL を https://{PROXY_ROUTE_URL}/api/v1/query?query=cluster_infrastructure_provider の URL に置き換えます。詳細は、prometheus のクエリー を参照してください。

  • rbac-query-proxy ルートの証明書を置き換えることもできます。

    • 証明書を生成するための OpenSSL コマンド を参照して、証明書を作成します。csr.cnf をカスタマイズする時に、DNS.1rbac-query-proxy ルートのホスト名に更新します。
    • 以下のコマンドを実行し、生成された証明書を使用して proxy-byo-ca シークレッおよび proxy-byo-cert シークレットを作成します。

      oc -n open-cluster-management-observability create secret tls proxy-byo-ca --cert ./ca.crt --key ./ca.key
      
      oc -n open-cluster-management-observability create secret tls proxy-byo-cert --cert ./ingress.crt --key ./ingress.key
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