11.2. デフォルトロギングの設定
ログする必要のあるイベントのタイプ、ログエントリーの形式、およびエントリー送信先を指定できます。
手順
/etc/qpid-dispatch/qdrouterd.conf
設定ファイルで、log
セクションを追加してデフォルトのロギングプロパティーを設定します。この例では、すべてのロギングモジュールを設定して、
info
レベルで開始するイベントをロギングします。log { module: DEFAULT enable: info+ includeTimestamp: yes }
module
-
DEFAULT
を指定します。 enable
ログレベル。以下のレベルのいずれかを指定できます (最も低いレベルから高いレベル)。
-
trace
: 最も情報を提供しますが、システムパフォーマンスに大きく影響します。 -
debug
: デバッグに便利ですが、システムパフォーマンスに影響します。 -
info
: システムパフォーマンスに影響を与えずに一般的な情報を提供します。 -
notice
: 一般情報を提供しますが、info
よりも詳細は少なくなります。 -
warning
: 注意すべき問題に関する情報を提供しますが、エラーではありません。 -
error
: アドレスを指定するエラー -
critical
: すぐに対応が必要な、重大なシステム問題
複数のレベルを指定するには、コンマ区切りリストを使用します。また、
+
を使用して、レベルとそれ上のすべてのレベルを指定することもできます。たとえば、trace,debug,warning+
は、トレース、デバッグ、警告、エラー、および重要なレベルを有効にします。デフォルトのロギングでは、通常info+
またはnotice+
レベルを使用する必要があります。これらのレベルは、AMQ Interconnect のパフォーマンスに影響を与えずに、すべてのモジュールの一般的な情報、警告、およびエラーを提供します。-
includeTimestamp
-
すべてのログにタイムスタンプを追加するには、このパラメーターを
yes
に設定します。
追加のログ属性の詳細は、
logdrouterd.conf
の man ページの ログ を参照してください。ロギングモジュールにデフォルト以外のロギングを設定する場合は、デフォルトに準拠しない各モジュールに追加の
log
セクションを追加します。この例では、
ROUTER
ロギングモジュールがdebug
イベントを記録するように設定します。log { module: ROUTER enable: debug includeTimestamp: yes }
関連情報
- ログの表示および使用の詳細は、16章AMQ Interconnect のトラブルシューティング を参照してください。