第15章 qdmanage を使用した管理
qdmanage
ツールは、ランタイム時に実行中のルーターの設定を表示および変更するコマンドラインツールです。
qdmanage
を使用してルーターに変更を加えると、変更はすぐに有効になりますが、ルーターは停止した場合に失われます。ルーターの設定に永続的な変更を加える場合は、ルーターの /etc/qpid-dispatch/qdrouterd.conf
設定ファイルを編集する必要があります。
以下の構文で qdmanage
を使用できます。
qdmanage [<connection-options>] <operation> [<options>]
$ qdmanage [<connection-options>] <operation> [<options>]
これにより、以下が指定されます。
操作を実行するルーターを指定する 1 つ以上のオプションの 接続オプション や、ルーターがセキュアな接続のみを受け入れる場合はセキュリティー認証情報を指定するための 1 つ以上のオプション。
接続オプションを指定しない場合、
qdmanage
は localhost でリッスンするルーターおよびデフォルトの AMQP ポート (5672) に接続します。- ルーターで実行する操作。
- 操作を実行する設定エンティティーを指定する 1 つ以上のオプション、またはコマンド出力のフォーマット方法を指定します。
qdmanage
コマンドを入力すると、AMQP 管理操作のリクエストとして実行され、JSON 形式のコマンド出力として応答が返されます。
たとえば、以下のコマンドはルーターでクエリー操作を実行してから、JSON 形式で応答を返します。
qdmanage query --type listener
$ qdmanage query --type listener
[
{
"stripAnnotations": "both",
"addr": "127.0.0.1",
"multiTenant": false,
"requireSsl": false,
"idleTimeoutSeconds": 16,
"saslMechanisms": "ANONYMOUS",
"maxFrameSize": 16384,
"requireEncryption": false,
"host": "0.0.0.0",
"cost": 1,
"role": "normal",
"http": false,
"maxSessions": 32768,
"authenticatePeer": false,
"type": "org.apache.qpid.dispatch.listener",
"port": "amqp",
"identity": "listener/0.0.0.0:amqp",
"name": "listener/0.0.0.0:amqp"
}
]
関連情報
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qdmanage
の詳細は、man ページの qdmanage を参照してください。