第16章 AMQ Interconnect のトラブルシューティング
AMQ Interconnect ログを使用すると、ルーターネットワークのルーターに関するエラーおよびパフォーマンスの問題を診断し、トラブルシューティングすることができます。
16.1. ログエントリーの表示
エラー、パフォーマンスの問題、およびその他の重要な問題の診断には、ログエントリーを表示する必要がある場合があります。ログエントリーは、オプションのタイムスタンプ、ロギングモジュール、ロギングレベル、およびログメッセージで設定されます。
手順
次のいずれかを行います。
コンソールでログエントリーを表示します。
デフォルトでは、イベントはコンソールに記録され、そこで表示できます。ただし、
output
属性が特定のロギングモジュールに設定されている場合、これらのログエントリーは指定された場所 (stderr
、syslog
、またはファイル) で確認できます。qdstat --log
コマンドを使用して最新のログエントリーを表示します。--limit
パラメーターを使用して、表示されるログエントリーの数を制限できます。qdstat の詳細は、qdstat man ページ
を参照してください。以下の例では、
Router.A
の最後の 3 つのログエントリーを表示します。$ qdstat --log --limit=3 -r ROUTER.A Wed Jun 7 17:49:32 2019 ROUTER (none) Core action 'link_deliver' Wed Jun 7 17:49:32 2019 ROUTER (none) Core action 'send_to' Wed Jun 7 17:49:32 2019 SERVER (none) [2]:0 -> @flow(19) [next-incoming-id=1, incoming-window=61, next-outgoing-id=0, outgoing-window=2147483647, handle=0, delivery-count=1, link-credit=250, drain=false]
/etc/qpid-dispatch/qdrouterd.conf
設定ファイルで multiTenant
が true
に設定されている場合にのみ、vhost
エントリーが設定されます。
関連情報
- ロギングモジュールの設定に関する詳細は、「デフォルトロギングの設定」 を参照してください。