第4章 例


本章では、サンプルプログラムで AMQ C++ を使用する方法について説明します。

その他の例は、AMQ C++ サンプルのスイートQpid Proton C++ の例を参照してください。

注記

本ガイドのコードは、C++11 機能を使用します。AMQ C++ は C++03 とも互換性がありますが、コードには若干の変更が必要です。

4.1. メッセージの送信

このクライアントプログラムは、<connection-url> を使用してサーバーに接続します。ターゲット <address> の送信側は <message-body> が含まれるメッセージを送信し、接続を閉じて終了します。

例: メッセージの送信

#include <proton/connection.hpp>
#include <proton/container.hpp>
#include <proton/message.hpp>
#include <proton/messaging_handler.hpp>
#include <proton/sender.hpp>
#include <proton/target.hpp>

#include <iostream>
#include <string>

struct send_handler : public proton::messaging_handler {
    std::string conn_url_ {};
    std::string address_ {};
    std::string message_body_ {};

    void on_container_start(proton::container& cont) override {
        cont.connect(conn_url_);

        // To connect with a user and password:
        //
        // proton::connection_options opts {};
        // opts.user("<user>");
        // opts.password("<password>");
        //
        // cont.connect(conn_url_, opts);
    }

    void on_connection_open(proton::connection& conn) override {
        conn.open_sender(address_);
    }

    void on_sender_open(proton::sender& snd) override {
        std::cout << "SEND: Opened sender for target address '"
                  << snd.target().address() << "'\n";
    }

    void on_sendable(proton::sender& snd) override {
        proton::message msg {message_body_};
        snd.send(msg);

        std::cout << "SEND: Sent message '" << msg.body() << "'\n";

        snd.close();
        snd.connection().close();
    }
};

int main(int argc, char** argv) {
    if (argc != 4) {
        std::cerr << "Usage: send <connection-url> <address> <message-body>\n";
        return 1;
    }

    send_handler handler {};
    handler.conn_url_ = argv[1];
    handler.address_ = argv[2];
    handler.message_body_ = argv[3];

    proton::container cont {handler};

    try {
        cont.run();
    } catch (const std::exception& e) {
        std::cerr << e.what() << "\n";
        return 1;
    }

    return 0;
}

サンプルの実行

サンプルプログラムを実行するには、ローカルファイルにコピーしてコンパイルし、コマンドラインから実行します。詳細は、3章スタートガイド を参照してください。

$ g++ send.cpp -o send -std=c++11 -lstdc++ -lqpid-proton-cpp
$ ./send amqp://localhost queue1 hello
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.