3.4. ローカルオーセンティケーターの有効化と無効化
プラットフォーム管理者は、オーセンティケーターを有効または無効にできます。ただし、ローカルオーセンティケーターを無効にすると重大な影響が生じる可能性があります。無効化は特定の状況でのみ実行してください。ローカルオーセンティケーターを無効にする前に、次の点を考慮する必要があります。
- ローカルアカウントからのアクセスが不可能
-
ローカルオーセンティケーターを無効にすると、デフォルトの
adminアカウントを含むすべてのローカルアカウントがログインできなくなります。 - 環境へのアクセスが不可能になる可能性
- 少なくとも 1 つの他のオーセンティケーターを設定せずにローカルオーセンティケーターを無効にすると、Ansible Automation Platform 環境に完全にアクセスできなくなる可能性があります。
- エンタープライズ認証プロバイダーへの依存
- ローカルオーセンティケーターを無効にすると、設定済みのエンタープライズ認証プロバイダーで問題が発生した場合に、エンタープライズ認証プロバイダーの問題が解決されるまでプラットフォームにアクセスできなくなります。
前提条件
- 他のオーセンティケーターメソッドが少なくとも 1 つ設定されている。
- 別のオーセンティケーターを使用して認証できる管理者アカウントが少なくとも 1 つある。
別の認証がない状態でローカルオーセンティケーターを無効にすると、環境がロックされる可能性があります。
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ナビゲーションパネルから、
を選択します。 - 他のオーセンティケータータイプが少なくとも 1 つ設定され、有効になっていることを確認します。
- Local Authenticator を選択します。
- Enabled スイッチをオフの位置に切り替えて、ローカルオーセンティケーターを無効にします。
トラブルシューティング
別の認証方法が設定されていない状態でローカルオーセンティケーターを無効にした場合、または設定済みのエンタープライズ認証プロバイダーで問題が発生し、Ansible Automation Platform にアクセスできなくなった場合は、次のようにしてコマンドラインからローカルオーセンティケーターを再度有効にできます。
次のコマンドを実行して、利用可能なオーセンティケーターをリスト表示し、ローカルオーセンティケーターの ID を取得します。
aap-gateway-api authenticators --list
aap-gateway-api authenticators --listCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ID を使用してローカルオーセンティケーターを有効にします。
aap-gateway-manage authenticators --enable :id
aap-gateway-manage authenticators --enable :idCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow :idは、前のステップで取得したローカルオーセンティケーターの ID です。