第2章 RPM トポロジー
RPM インストーラーは、RPM を使用してホストマシンにプラットフォームをインストールすることにより、Red Hat Enterprise Linux に Ansible Automation Platform をデプロイします。お客様は製品とインフラストラクチャーのライフサイクルを管理します。
2.1. RPM グローストポロジー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
グローストポロジーは、Ansible Automation Platform の使用を開始し、大規模な自動化のために冗長性や大きな計算能力を確保する必要がない組織を対象としています。このトポロジーを使用すると、小さなフットプリントでデプロイできます。
2.1.1. インフラストラクチャートポロジー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の図は、このデプロイメントモデルを使用して Red Hat がテストしたインフラストラクチャートポロジーの概要を示しています。このモデルは、お客様が Ansible Automation Platform を自己管理する際に使用できるものです。
図2.1 インフラストラクチャートポロジー図
各仮想マシンを次のコンポーネント要件を使用してテストしました。
要件 | 最小要件 |
---|---|
RAM | 16 GB |
CPU | 4 |
ローカルディスク | 60 GB |
ディスク IOPS | 3000 |
仮想マシン数 | 目的 | 仮想マシングループ名の例 |
---|---|---|
1 | プラットフォームゲートウェイおよび併置される Redis |
|
1 | Automation Controller |
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1 | Private Automation Hub |
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1 | Event-Driven Ansible |
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1 | 自動化メッシュ実行ノード |
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1 | Ansible Automation Platform よって管理されるデータベース |
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2.1.2. テスト済みのシステム構成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat は、Red Hat Ansible Automation Platform をインストールして実行するために、次の構成をテストしました。
タイプ | 説明 | |
---|---|---|
サブスクリプション | 有効な Red Hat Ansible Automation Platform サブスクリプション | |
オペレーティングシステム |
| |
CPU アーキテクチャー | x86_64、AArch64、s390x (IBM Z)、ppc64le (IBM Power) | |
|
| Ansible Automation Platform は、プラットフォームのインストールには、システム全体の ansible-core パッケージを使用しますが、コントロールプレーンと組み込み実行環境には、ansible-core 2.16 を使用します。 |
ブラウザー | Mozilla Firefox または Google Chrome の現行のサポートバージョン | |
データベース | PostgreSQL 15 | 外部 (お客様がサポートする) データベースは ICU をサポートしている必要があります。 |
2.1.3. ネットワークポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Ansible Automation Platform は、サービスとの通信に複数のポートを使用します。Red Hat Ansible Automation Platform サーバーを機能させるには、これらのポートを開いてサーバーへの着信接続に利用できるようにする必要があります。これらのポートが利用可能で、サーバーのファイアウォールでブロックされていないことを確認してください。
ポート番号 | プロトコル | サービス | ソース | 宛先 |
---|---|---|---|---|
80/443 | TCP | HTTP/HTTPS | Event-Driven Ansible | Automation Hub |
80/443 | TCP | HTTP/HTTPS | Event-Driven Ansible | Automation Controller |
80/443 | TCP | HTTP/HTTPS | Automation Controller | Automation Hub |
80/443 | TCP | HTTP/HTTPS | プラットフォームゲートウェイ | Automation Controller |
80/443 | TCP | HTTP/HTTPS | プラットフォームゲートウェイ | Automation Hub |
80/443 | TCP | HTTP/HTTPS | プラットフォームゲートウェイ | Event-Driven Ansible |
5432 | TCP | PostgreSQL | Event-Driven Ansible | データベース |
5432 | TCP | PostgreSQL | プラットフォームゲートウェイ | データベース |
5432 | TCP | PostgreSQL | Automation Hub | データベース |
5432 | TCP | PostgreSQL | Automation Controller | データベース |
6379 | TCP | Redis | Event-Driven Ansible | Redis ノード |
6379 | TCP | Redis | プラットフォームゲートウェイ | Redis ノード |
8443 | TCP | HTTPS | プラットフォームゲートウェイ | プラットフォームゲートウェイ |
27199 | TCP | Receptor | Automation Controller | 実行ノード |
2.1.4. インベントリーファイルの例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このトポロジーのインストールを実行するには、インベントリーファイルの例を使用します。