7.2. サービスプロバイダーキーおよびキー要素


IdP で、クライアントアプリケーション (または SP) がすべての要求に署名するか、IdP がアサーションを暗号化する場合は、これを実行するために使用するキーを定義する必要があります。クライアント署名のドキュメントでは、ドキュメントの署名に使用される秘密鍵、および公開鍵または証明書の両方を定義する必要があります。暗号化の場合は、復号に使用する秘密鍵のみを定義する必要があります。

キーを記述する方法は 2 つあります。キーは Java KeyStore 内に格納することも、PEM 形式の keycloak-saml.xml にキーを直接コピー/貼り付けることもできます。

        <Keys>
            <Key signing="true" >
               ...
            </Key>
        </Keys>
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Key 要素には、2 つの任意の属性の signing および encryption があります。true に設定すると、これらはアダプターにキーの使用目的を通知します。両方の属性が true に設定されていると、キーはドキュメントの署名と暗号化されたアサーションの復号の両方に使用されます。少なくとも 1 つの属性を true に設定する必要があります。

7.2.1. KeyStore 要素

Key 要素内で、Java Keystore から鍵と証明書を読み込みます。これは KeyStore 要素内で宣言されます。

        <Keys>
            <Key signing="true" >
                <KeyStore resource="/WEB-INF/keystore.jks" password="store123">
                    <PrivateKey alias="myPrivate" password="test123"/>
                    <Certificate alias="myCertAlias"/>
                </KeyStore>
            </Key>
        </Keys>
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以下は、KeyStore 要素で定義されている XML 設定属性です。

file
キーストアへのファイルパス。このオプションは 任意 です。file または resource 属性を設定する必要があります。
resource
KeyStore への WAR リソースパス。これは、ServletContext.getResourceAsStream() へのメソッド呼び出しで使用されるパスです。このオプションは 任意 です。file または resource 属性を設定する必要があります。
password
KeyStore のパスワード。このオプションは 必須 です。

SP がドキュメントの署名に使用するキーを定義する場合は、Java KeyStore 内の秘密鍵および証明書への参照も指定する必要があります。上記の例の PrivateKey および Certificate 要素は、キーストア内のキーまたは証明書を参照する エイリアス を定義します。キーストアには、秘密鍵にアクセスするために追加のパスワードが必要です。PrivateKey 要素で、password 属性内にこのパスワードを定義する必要があります。

7.2.2. キーの PEMS

Key 要素内で、PrivateKeyPemPublicKeyPem および CertificatePem のサブ要素を使用して、キーと証明書を直接宣言します。これらの要素に含まれる値は PEM キー形式に準拠する必要があります。通常、openssl または同様のコマンドラインツールを使用してキーを生成する場合は、このオプションを使用します。

<Keys>
   <Key signing="true">
      <PrivateKeyPem>
         2341251234AB31234==231BB998311222423522334
      </PrivateKeyPem>
      <CertificatePem>
         211111341251234AB31234==231BB998311222423522334
      </CertificatePem>
   </Key>
</Keys>
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