3.5. レルムへのメールの設定
Red Hat build of Keycloak は、ユーザーがパスワードを忘れた場合、または管理者がサーバーイベントに関する通知を受け取る必要がある場合に、ユーザーにメールアドレスを確認するためにメールを送信します。Red Hat build of Keycloak がメールを送信できるようにするには、Red Hat build of Keycloak に SMTP サーバー設定を提供します。
手順
- メニューで Realm settings をクリックします。
Email タブをクリックします。
Email tab
- フィールドに入力し、必要に応じてスイッチを切り替えます。
テンプレート
- From
- from は、送信メールに From SMTP ヘッダーに使用されるアドレスを示します。
- From Display Name
- From display name では使いやすい電子メールアドレスエイリアスを設定できます (オプション)。設定されていない場合、プレーン From のメールアドレスが電子メールクライアントに表示されます。
- 返信先
- Reply to は、送信メールの Reply-To SMTP-Header に使用されるアドレス (任意) を示します。設定されていない場合、プレーン From メールアドレスが使用されます。
- Reply To Display Name
- Reply to display name により、ユーザーフレンドリーなメールアドレスエイリアス (オプション) を設定できます。設定しない場合には、プレーンな Reply To のメールアドレスが表示されます。
- Envelope from
- From は、送信メールの Return-Path Header に使用される Bounce Address アドレスを示します (任意)。
接続と認証
- ホスト
- ホストは、電子メールの送信に使用される SMTP サーバーのホスト名を示します。
- Port
- Port は SMTP サーバーポートを示します。
- 暗号化
- これらのチェックボックスのいずれかにチェックを入れると、特に SMTP サーバーが外部ネットワーク上にある場合に、ユーザー名とパスワードを回復するための電子メールの送信がサポートされます。多くの場合、ポート を SSL/TLS のデフォルトポートである 465 に変更する必要がございます。
- Authentication
- SMTP サーバーで認証が必要な場合は、このスイッチを ON に設定します。プロンプトが表示されたら、Username および Password を指定します。Password フィールドの値は、外部 ボールト の値を参照できます。