第1章 MicroShift の更新について
アップグレードは、一般提供バージョン 4.14 以降の MicroShift でサポートされています。サポート対象のアップグレードは、マイナーバージョン間の順番でのアップグレード (たとえば、4.14 から 4.15 へのアップグレード) です。z-stream 間のパッチ更新 (たとえば、4.14.1 から 4.14.2) もサポート対象です。
1.1. MicroShift の更新について
MicroShift の更新は、rpm-ostree
edge-deployed ホストと非 OSTree ホストの両方でサポートされます。更新は次の方法を使用して実行できます。
-
Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) などの新しい
rpm-ostree
システムイメージに、MicroShift の最新バージョンを埋め込みます。* OSTree システムでの更新の適用 を参照してください。 - Red Hat Enterprise Linux (RHEL) などの非 OSTree システムで RPM を手動で更新します。* RPM を使用した手動での更新の適用 を参照してください。
rpm-ostree
更新の場合のみ、自動ロールバックが行われます。
1.1.1. RPM OSTree 更新
RHEL for Edge の rpm-ostree
更新パスを使用すると、更新の一部が失敗した場合に自動バックアップとシステムロールバックを実行できます。新しい rpm-ostree
イメージをビルドし、そのイメージに新しいバージョンの MicroShift を埋め込む必要があります。rpm-ostree
イメージは、同じバージョンまたは更新されたバージョンにすることができます。ただし、RHEL for Edge のバージョンと MicroShift のバージョンとの間に互換性が必要です。
詳細は、次の互換性に関する表を確認してください。
Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表
Red Hat Device Edge の 2 つの製品は、デバイスエッジコンピューティングのための単一のソリューションとして連携して動作します。製品を正しく組み合わせるには、次の表に示すように、それぞれの検証済みリリースを一緒に使用してください。
RHEL for Edge バージョン | MicroShift バージョン | MicroShift のリリースステータス | MicroShift のサポート対象の更新 |
9.2、9.3 | 4.14 | 一般提供 |
4.14.0 |
9.2 | 4.13 | テクノロジープレビュー | なし |
8.7 | 4.12 | 開発者プレビュー | なし |
1.1.2. RPM 手動更新
RPM 手動更新パスを使用すると、MicroShift の既存のバージョンを置き換えることができます。RHEL のバージョンと MicroShift のバージョンとの間に互換性が必要です。システムの健全性の確認と追加のシステムバックアップの実行は、手動で行います。