第4章 MicroShift RPM の手動更新について
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) などの非 rpm-ostree システムで MicroShift を更新するには、RPM をダウンロードして更新する必要があります。4.14.1 から 4.14.2 などのパッチリリースの場合は、RPM をダウンロードして更新します。マイナーバージョンリリースの更新の場合は、それに加えて、サブスクリプションマネージャーを使用して更新リポジトリーを有効にする手順を行います。
MicroShift は、あるマイナーバージョンから次のマイナーバージョンに順番に更新します。たとえば、4.14 を 4.15 に更新する必要があります。
パッチ更新またはマイナーバージョン更新によるアップグレードの場合は、必要に応じてアプリケーションデータをバックアップして、データのコピーをセキュアな場所に移動できます。
4.1. RPM を使用したパッチ更新の適用
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) などの非 rpm-ostree
システムで MicroShift を更新するには、RPM をダウンロードして更新する必要があります。パッチ更新のためにシステムを再起動する必要はありません。たとえば、4.14.0 から 4.14.1 にアップグレードするには、次の手順を使用します。
前提条件
- MicroShift をインストールするためのシステム要件が満たされている。
- ホストへの root ユーザーアクセス権を持っている。
- 使用中の MicroShift のバージョンと使用を準備しているバージョンとの間にアップグレード互換性がある。
- ホストオペレーティングシステムとインストールを準備している MicroShift のバージョンとの間に互換性があることを確認している。
- システムのバックアップが完了している。
このプロセスで MicroShift をダウングレードすることはできません。ダウングレードはサポートされていません。
手順
次のコマンドを実行して、MicroShift の RPM を更新します。
$ sudo dnf update microshift
この更新方式では、システムヘルスチェックは実行されますが、アクションは実行されません。更新が失敗した場合は、ログを確認するように指示するエラーメッセージが表示されます。