第6章 GitOps コントローラーによるアプリケーション管理の自動化
Argo CD for MicroShift を使用した GitOps は、Red Hat OpenShift GitOps Operator から派生した軽量なオプションで選べるアドオンコントローラーです。GitOps for MicroShift は、Argo CD のコマンドラインインターフェイス (CLI) を使用して、宣言型 GitOps エンジンとして機能する GitOps コントローラーと対話します。クラスターと開発ライフサイクル全体にわたって、Kubernetes ベースのインフラストラクチャーとアプリケーションを一貫して設定およびデプロイできます。
6.1. GitOps エージェントの機能
MicroShift で GitOps with Argo CD エージェントを使用すると、次の原則を活用できます。
アプリケーションライフサイクル管理を実装します。
- Git リポジトリーでのソフトウェアの開発およびメンテナンスのコアとなる原則を使用して、クラスターとアプリケーション設定ファイルを作成および管理します。
- 単一のリポジトリーを更新でき、GitOps によって新しいアプリケーションのデプロイメントまたは既存のアプリケーションへの更新が自動化されます。
- たとえば、1,000 台のエッジデバイスがあり、それぞれが MicroShift とローカル GitOps エージェントを使用している場合、中央の Git リポジトリーで 1 回変更するだけで、1,000 台すべてのデバイスでアプリケーションを簡単に追加または更新できます。
- この Git リポジトリーには、指定した環境に必要なインフラストラクチャーの宣言的な説明が含まれ、説明した状態に環境を一致させるための自動プロセスが含まれます。
- また、Git リポジトリーを変更の監査証跡として使用して、設定変更を実装するプルリクエストのマージのレビューや承認など、Git フローに基づいたプロセスを作成することもできます。