7.3. Pod セキュリティーアドミッションの同期制御
ほとんどの namespace で、Pod セキュリティーアドミッションの自動同期を有効にできます。
security.openshift.io/scc.podSecurityLabelSync
フィールドが空か、false
に設定されている場合、システムのデフォルトは適用されません。同期するには、ラベルを true
に設定する必要があります。
クラスターペイロードの一部として定義されている namespace では、Pod セキュリティーアドミッションの同期が完全に無効になっています。これらの namespace には以下が含まれます。
-
default
-
kube-node-lease
-
kube-system
-
kube-public
-
openshift
-
openshift-operators
を除く、openshift-
という接頭辞が付いたシステム作成の namespace。デフォルトでは、接頭辞がopenshift-
の namespace はすべて同期されません。ユーザーが作成した任意のopenshift-*
namespace の同期を有効にすることができます。openshift-operators
を除き、システムで作成されたopenshift-*
namespace の同期を有効にすることはできません。
Operator がユーザー作成の openshift-*
namespace にインストールされている場合、namespace でクラスターサービスバージョン (CSV) が作成された後、デフォルトで同期がオンになります。同期されたラベルは、namespace のサービスアカウントの権限を継承します。
手順
namespace で Pod セキュリティーアドミッションラベルの同期を有効にするには、
security.openshift.io/scc.podSecurityLabelSync
ラベルの値をtrue
に設定します。以下のコマンドを実行します。
$ oc label namespace <namespace> security.openshift.io/scc.podSecurityLabelSync=true
--overwrite フラグを使用すると、namespace での Pod セキュリティーラベルの同期の影響を元に戻すことができます。