5.2. 同梱の greenboot ヘルスチェック
ヘルスチェックスクリプトは、/usr/lib/greenboot/check
(RPM-OSTree システムの読み取り専用ディレクトリー) で利用できます。以下のヘルスチェックは greenboot-default-health-checks
フレームワークに含まれています。
リポジトリー URL がまだ DNS 解決可能かどうかを確認します。
このスクリプトは
/usr/lib/greenboot/check/required.d/01_repository_dns_check.sh
の下にあり、リポジトリー URL への DNS クエリーを引き続き利用できるようにします。更新プラットフォームにまだ到達可能かどうかを確認します。
このスクリプトは
/usr/lib/greenboot/check/wanted.d/01_update_platform_check.sh
の下にあり、/etc/ostree/remotes.d
で定義された更新プラットフォームに接続して 2XX または 3XX HTTP コードを取得しようとします。現在の起動がハードウェアウォッチドッグによってトリガーされたかどうかを確認します。
このスクリプトは
/usr/lib/greenboot/check/required.d/02_watchdog.sh
の下にあり、現在の起動が watchdog-triggered かどうかを確認します。- ウォッチドッグによってトリガーされた再起動が猶予期間内に発生した場合、現在の起動は赤色でマークされます。Greenboot は、以前のデプロイメントへのロールバックをトリガーしません。
- ウォッチドッグによってトリガーされた再起動が猶予期間後に発生した場合、現在の起動は赤色でマークされません。Greenboot は、以前のデプロイメントへのロールバックをトリガーしません。
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デフォルトで 24 時間の猶予期間が有効になっています。この猶予期間を無効にするには、
/etc/greenboot/greenboot.conf
のGreenboot_WATCHDOG_CHECK_ENABLED
を false に変更するか、/etc/greenboot/greenboot.conf
のGreenboot_WATCHDOG_GRACE_PERIOD=number_of_hours
変数値を変更して設定できます。