3.2. RPM を使用したマイナーバージョン更新の適用


Red Hat Enterprise Linux (RHEL) などの rpm-ostree 以外のシステムで MicroShift のマイナーバージョンを更新するには、RPM をダウンロードしてから更新する必要があります。たとえば、4.16 から 4.18 に更新するには、次の手順を使用します。

警告

Red Hat Device Edge のサポートされている設定でコンポーネントのバージョンを維持するには、MicroShift と RHEL を同時に更新する必要がある場合があります。特に 2 つのマイナーバージョン間で MicroShift を更新する場合は、更新先の MicroShift のバージョンと、RHEL のバージョンの互換性があることを確認してください。そうしないと、サポートされていない設定を作成したり、クラスターを破損させたり、あるいはその両方を引き起こす可能性があります。詳細は、Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表 を参照してください。

前提条件

  • MicroShift をインストールするためのシステム要件が満たされている。
  • ホストへの root ユーザーアクセス権を持っている。
  • 使用中の MicroShift のバージョンと使用を準備しているバージョンとの間にアップグレード互換性がある。
  • ホストオペレーティングシステムとインストールを準備している MicroShift のバージョンとの間に互換性があることを確認している。
  • システムのバックアップが完了している。
注記

このプロセスで MicroShift をダウングレードすることはできません。ダウングレードはサポートされていません。

手順

  1. すべてのライフサイクルで、次のコマンドを実行して、更新するリリースのリポジトリーを有効にします。

    $ sudo subscription-manager repos \
        --enable rhocp-4.19-for-rhel-9-$(uname -m)-rpms \
        --enable fast-datapath-for-rhel-9-$(uname -m)-rpms
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. 延長サポート (EUS) リリースの場合は、次のコマンドを実行して EUS リポジトリーも有効にします。

    $ sudo subscription-manager repos \
        --enable rhel-9-for-$(uname -m)-appstream-eus-rpms \
        --enable rhel-9-for-$(uname -m)-baseos-eus-rpms
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  3. 次のコマンドを使用してオペレーティングシステムのバージョンをロックすることにより、サポートされていない設定への意図しない今後の更新を回避します。

    $ sudo subscription-manager release --set=9.6
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  4. 次のコマンドを実行して、MicroShift の RPM を更新します。

    $ sudo dnf update microshift
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  5. 次のコマンドを実行して、ホストを再起動して更新を適用します。

    $ sudo systemctl reboot
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
注記

この更新方式では、システムヘルスチェックは実行されますが、アクションは実行されません。更新が失敗した場合は、ログを確認するように指示するエラーメッセージが表示されます。

検証

  1. 次のコマンドを実行し、正常にブートしてヘルスチェックが終了したかどうかを確認します。

    $ sudo systemctl status greenboot-healthcheck
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. 次のコマンドを実行して、ヘルスチェックのログを確認します。

    $ sudo journalctl -u greenboot-healthcheck
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat