第1章 Red Hat build of MicroShift と Red Hat Device Edge の更新オプション
更新は、一般提供バージョン 4.14 以降の Red Hat build of MicroShift でサポートされています。
1.1. Red Hat Device Edge の更新
バージョンの組み合わせがサポートされている場合は、Red Hat build of MicroShift バージョンを更新してもしなくても、Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) イメージまたは Red Hat Enterprise Linux (RHEL) を更新できます。詳細は次の表を参照してください。
Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) と MicroShift は、デバイスエッジコンピューティング向けの単一のソリューションとして連携して動作します。各コンポーネントを個別に更新できますが、製品バージョンの互換性を確保する必要があります。たとえば、MicroShift を 4.14 から 4.16 に更新する場合、または 4.18 から 4.19 に更新する場合は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) の更新が必要です。次の表に示すように、Red Hat Device Edge のサポート対象設定では、それぞれ検証済みのリリースが使用されます。
RHEL バージョン | MicroShift バージョン | サポートされている MicroShift バージョン |
---|---|---|
9.6 | 4.19 | 4.19.0 → 4.19.z |
9.4 | 4.18 | RHEL 9.6 の 4.18.0 → 4.18.z、4.18 → 4.19 |
9.4 | 4.17 | 4.17.1 → 4.17.z, 4.17 → 4.18 |
9.4 | 4.16 | 4.16.0 → 4.16.z, 4.16 → 4.17, 4.16 → 4.18 |
9.2、9.3 | 4.15 | RHEL 9.4 の 4.15.0 → 4.15.z, 4.15 → 4.16 |
9.2、9.3 | 4.14 | RHEL 9.4 の 4.14.0 → 4.14.z, 4.14 → 4.15, 4.14 → 4.16 |
Red Hat Device Edge のサポートされている設定でコンポーネントのバージョンを維持するには、MicroShift と RHEL を同時に更新する必要がある場合があります。特に 2 つのマイナーバージョン間で MicroShift を更新する場合は、更新先の MicroShift のバージョンと、RHEL のバージョンの互換性があることを確認してください。そうしないと、サポートされていない設定を作成したり、クラスターを破損させたり、あるいはその両方を引き起こす可能性があります。詳細は、Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表 を参照してください。