第7章 greenboot スクリプトのステータスの確認
kustomize マニフェスト以外のツールを使用して MicroShift API を通じてアプリケーションをデプロイしたり、その他の変更を加えたりするには、greenboot ヘルスチェックが完了するまで待つ必要があります。これにより、greenboot が rpm-ostree システムを以前の状態にロールバックしても、変更が失われなくなります。
greenboot-healthcheck サービスは 1 回実行してから終了します。greenboot が終了し、システムが正常な状態になったら、設定の変更とデプロイメントを続行できます。
7.1. greenboot ヘルスチェックのステータスの確認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
トラブルシューティング中に、システムに変更を加える前に greenboot ヘルスチェックのステータスを確認します。次のコマンドのいずれかを使用すると、greenboot スクリプトの実行が完了したことを確認できます。
手順
ヘルスチェックステータスのレポートを表示するには、次のコマンドを使用します。
systemctl show --property=SubState --value greenboot-healthcheck.service
$ systemctl show --property=SubState --value greenboot-healthcheck.serviceCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
startが出力される場合、greenboot チェックがまだ実行中であることを意味します。 -
exitedが出力される場合、チェックが合格し、greenboot が終了したことを意味します。Greenboot は、システムが正常な状態の場合、green.dディレクトリー内のスクリプトを実行します。 -
failedの出力は、チェックが合格しなかったことを意味します。システムがこの状態にある場合、Greenboot はred.dディレクトリー内のスクリプトを実行し、システムを再起動する可能性があります。
-
サービスの数値終了コードを示すレポートを表示するには、次のコマンドを使用します。
0は成功を、0 以外の値は失敗を意味します。systemctl show --property=ExecMainStatus --value greenboot-healthcheck.service
$ systemctl show --property=ExecMainStatus --value greenboot-healthcheck.serviceCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Boot Status is GREEN - Health Check SUCCESSなど、ブートステータスに関するメッセージを表示するレポートを表示するには、次のコマンドを使用します。cat /run/motd.d/boot-status
$ cat /run/motd.d/boot-statusCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow