1.4. ホスト OS アップグレード前のファイルのバックアップ
注記
ホスト OS をアップグレードする場合のみ、本セクションの手順を実行します。ホスト OS をアップグレードしない場合は、本セクションを省略します。
Playbook を実行すると ceph.conf ファイルがオーバーライドされるため、アップグレード手順を実行する前に、ストレージクラスター用にカスタマイズしたファイルのバックアップコピーを作成する必要があります。これにはキーリングファイルや設定用の yml ファイルが含まれます。
前提条件
- Red Hat Ceph Storage 4 クラスターが実行されている。
- 有効なカスタマーサブスクリプション。
- Ansible 管理ノードへの root レベルのアクセス。
- Ansible アプリケーションで使用する Ansible ユーザーアカウント。
- Red Hat Ceph Storage Tools および Ansible リポジトリーが有効になっている。
手順
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/etc/cephフォルダーと/var/lib/cephフォルダーのバックアップコピーを作成します。 -
ceph.client.admin.keyringファイルのバックアップコピーを作成します。 -
各ノードから
ceph.confファイルのバックアップコピーを作成します。 -
各ノードの
/etc/ganesha/フォルダーのバックアップコピーを作成します。 -
ストレージクラスターで RBD ミラーリングが定義されている場合には、
/etc/cephフォルダーおよびgroup_vars/rbdmirrors.ymlファイルのバックアップコピーを作成します。