A.2. プールについて
Ceph ゾーンは、一連の Ceph Storage Cluster プールにマッピングします。
手動で作成されたプールと生成されたプール
Ceph Object Gateway のユーザーキーに書き込み機能が含まれる場合、ゲートウェイにはプールを自動的に作成する機能があります。これは、使用開始に便利です。ただし、Ceph Object Storage Cluster は、Ceph 設定ファイルに設定されていない限り、配置グループのデフォルト値を使用します。また、Ceph はデフォルトの CRUSH 階層を使用します。これらの設定は、実稼働システムに適して いません。
Ceph Object Gateway のデフォルトゾーンのデフォルトプールには以下が含まれます。
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.rgw.root -
.default.rgw.control -
.default.rgw.meta -
.default.rgw.log -
.default.rgw.buckets.index -
.default.rgw.buckets.data -
.default.rgw.buckets.non-ec
Ceph Object Gateway は、ゾーンごとにプールを作成します。プールを手動で作成する場合は、ゾーン名を先頭に追加します。システムプールは、たとえばシステム制御、ロギング、ユーザー情報などに関連するオブジェクトを保存します。慣例により、これらのプール名には、プール名の前にゾーン名が付加されます。
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.<zone-name>.rgw.control: コントロールプール。 -
.<zone-name>.log: ログプールには、すべてのバケット/コンテナーのログおよび create、read、update、および delete などのオブジェクトアクションが含まれます。 -
.<zone-name>.rgw.buckets.index: このプールはバケットのインデックスを保存します。 -
.<zone-name>.rgw.buckets.data: このプールはバケットのデータを格納します。 -
.<zone-name>.rgw.meta: メタデータプールはuser_keysおよびその他の重要なメタデータを保存します。 -
.<zone-name>.meta:users.uid: ユーザー ID プールには、一意のユーザー ID のマップが含まれます。 -
.<zone-name>.meta:users.keys: keys プールには、各ユーザー ID のアクセスキーと秘密鍵が含まれます。 -
.<zone-name>.meta:users.email: メールプールには、ユーザー ID に関連付けられたメールアドレスが含まれます。 -
.<zone-name>.meta:users.swift: Swift プールには、ユーザー ID の Swift サブユーザー情報が含まれます。
Ceph Object Gateways は、配置プールにバケットインデックス (index_pool) およびバケットデータ (data_pool) のデータを保存します。これらは重複する可能性があります。つまり、インデックスとデータに同じプールを使用できます。デフォルト配置のインデックスプールは {zone-name}.rgw.buckets.index であり、デフォルト配置のデータプールのインデックスプールは {zone-name}.rgw.buckets です。
| 名前 | 説明 | 型 | デフォルト |
|---|---|---|---|
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| すべてのゾーングループ固有の情報を保存するプール。 | String |
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| ゾーン固有の情報を保存するプール。 | String |
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