4.4. サービス仕様を使用した Ceph モニターデーモンのデプロイ
Ceph Orchestrator はデフォルトで 1 つのモニターデーモンをデプロイします。YAML 形式のファイルなどのサービス仕様を使用して、追加のモニターデーモンをデプロイできます。
前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
- ホストがクラスターに追加されている。
手順
mon.yaml
ファイルを作成します。例
[root@host01 ~]# touch mon.yaml
mon.yaml
ファイルを編集し、以下の詳細を含めます。構文
service_type: mon placement: hosts: - HOST_NAME_1 - HOST_NAME_2
例
service_type: mon placement: hosts: - host01 - host02
YAML ファイルをコンテナー内のディレクトリーにマウントします。
例
[root@host01 ~]# cephadm shell --mount mon.yaml:/var/lib/ceph/mon/mon.yaml
そのディレクトリーに移動します。
例
[ceph: root@host01 /]# cd /var/lib/ceph/mon/
モニターデーモンをデプロイします。
構文
ceph orch apply -i FILE_NAME.yaml
例
[ceph: root@host01 mon]# ceph orch apply -i mon.yaml
検証
サービスをリスト表示します。
例
[ceph: root@host01 /]# ceph orch ls
ホスト、デーモン、およびプロセスをリスト表示します。
構文
ceph orch ps --daemon_type=DAEMON_NAME
例
[ceph: root@host01 /]# ceph orch ps --daemon_type=mon