7.2. 期限切れ証明書のトラブルシューティング
CodeReady Containers 1.10.0 リリースの時点で、証明書の更新プロセスは意図されたとおりに機能しません。以下の手順に従って、証明書の有効期限による潜在的なエラーが発生しないようにします。
リリースされる各 crc
バイナリーのシステムバンドルは、リリース後 30 日後に有効期限が切れます。この有効期限は、OpenShift クラスターに埋め込まれた証明書によるものです。その結果、古い crc
バイナリーまたはシステムバンドルを使用すると、証明書の有効期限が切れる可能性があります。
CodeReady Containers 1.2.0 以降では、組み込み証明書は crc
によって自動的に更新できます。crc start
コマンドは、必要に応じて証明書の更新プロセスをトリガーします。証明書の更新は、クラスターの起動時間に最大 5 分追加できます。
手順
自動的に更新できない期限切れの証明書エラーを解決するには、以下を実行します。
-
最新の CodeReady Containers リリースをダウンロード し、
crc
バイナリーを$PATH
に配置します。 crc delete コマンドを使用して、証明書エラーのあるクラスターを削除
します。crc delete
$ crc delete
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 警告crc delete
コマンドを実行すると、CodeReady Containers 仮想マシンに保存されているデータが失われます。このコマンドを実行する前に、仮想マシンに保存されている必要な情報を保存します。新しいリリースを設定します。
crc setup
$ crc setup
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 新しい仮想マシンを起動します。
crc start
$ crc start
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow