13.2. 分離レベル


Data Grid は、READ_COMMITTED および REPEATABLE_READ の 2 つの分離レベルを提供します。

これらの分離レベルは、リーダーが同時書き込みを確認するタイミングを決定し、MVCCEntry の異なるサブクラスを使用して内部的に実装されます。MVCCEntry では、状態がデータコンテナーにコミットされる方法が異なります。

以下は、Data Grid のコンテキストの READ_COMMITTED および REPEATABLE_READ の違いを理解する上で役立つ詳細な例です。READ_COMMITTED の場合、同じキーで連続して 2 つの読み取り呼び出しを行うと、キーが別のトランザクションによって更新され、2 つ目の読み取りによって新しい更新値が返されることがあります。

Thread1: tx1.begin()
Thread1: cache.get(k) // returns v
Thread2:                                       tx2.begin()
Thread2:                                       cache.get(k) // returns v
Thread2:                                       cache.put(k, v2)
Thread2:                                       tx2.commit()
Thread1: cache.get(k) // returns v2!
Thread1: tx1.commit()
Copy to Clipboard Toggle word wrap

REPEATABLE_READ では、最終 get は引き続き v を返します。そのため、トランザクション内で同じキーを複数回取得する場合は、REPEATABLE_READ を使用する必要があります。

ただし、読み取りロックが REPEATABLE_READ に対しても取得されないため、この現象が発生する可能性があります。

cache.get("A") // returns 1
cache.get("B") // returns 1

Thread1: tx1.begin()
Thread1: cache.put("A", 2)
Thread1: cache.put("B", 2)
Thread2:                                       tx2.begin()
Thread2:                                       cache.get("A") // returns 1
Thread1: tx1.commit()
Thread2:                                       cache.get("B") // returns 2
Thread2:                                       tx2.commit()
Copy to Clipboard Toggle word wrap
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat