10.7. キャッシュサービスノードへのキャッシュの追加
キャッシュサービスノードには、推奨設定のデフォルトのキャッシュ設定が含まれます。このデフォルトのキャッシュを使用すると、キャッシュを作成せずに Data Grid の使用を開始できます。
注記
デフォルトのキャッシュは推奨される設定を提供するため、キャッシュをデフォルトのコピーとしてのみ作成する必要があります。複数のカスタムキャッシュが必要な場合は、Cache サービスノードの代わりに Data Grid サービスノードを作成する必要があります。
手順
- Data Grid コンソールにアクセスし、XML または JSON 形式でデフォルト設定のコピーを提供します。
Data Grid CLI を使用して、以下のようにデフォルトキャッシュからコピーを作成します。
[//containers/default]> create cache --template=default mycache
10.7.1. デフォルトのキャッシュ設定
キャッシュサービスノードのデフォルトのキャッシュは次のとおりです。
<infinispan> <cache-container> <distributed-cache name="default" 1 mode="SYNC" 2 owners="2"> 3 <memory storage="OFF_HEAP" 4 max-size="<maximum_size_in_bytes>" 5 when-full="REMOVE" /> 6 <partition-handling when-split="ALLOW_READ_WRITES" 7 merge-policy="REMOVE_ALL"/> 8 </distributed-cache> </cache-container> </infinispan>
- 1
- キャッシュインスタンスに default という名前を付けます。
- 2
- 同期分散を使用して、クラスター全体でデータを保存します。
- 3
- クラスターの各キャッシュエントリーのレプリカを 2 つ設定します。
- 4
- キャッシュエントリーをネイティブメモリー (off-heap) にバイトとして保存します。
- 5
- データコンテナーの最大サイズをバイト単位で定義します。Data Grid Operator は、ノードの作成時に最大サイズを計算します。
- 6
- キャッシュエントリーをエビクトして、データコンテナーのサイズを制御します。自動スケーリングを有効にして、エントリーを削除する代わりにメモリー使用量が増加したときに Data Grid Operator がノードを追加するようにすることができます。
- 7
- セグメントの所有者が異なるパーティションにある場合でも、キャッシュエントリーの読み取りおよび書き込み操作を可能にする競合解決ストラテジーに名前を付けます。
- 8
- Data Grid が競合を検出すると、キャッシュからエントリーを削除するマージポリシーを指定します。