7.4. パーティション処理ストラテジー
パーティション処理ストラテジーは、クラスターの分割時に Data Grid が読み取りおよび書き込み操作を許可するかどうかを制御します。設定するストラテジーにより、キャッシュの可用性またはデータの整合性を優先するかどうかが決定されます。
ストラテジー | 説明 | 可用性または一貫性 |
---|---|---|
| クラスターがネットワークパーティションに分割されている間、Data Grid はキャッシュに対する読み取りおよび書き込み操作を許可します。各パーティションのノードは可用性を維持し、相互に独立して機能します。これは、デフォルトのパーティション処理ストラテジーです。 | 可用性 |
| エントリーのすべてのレプリカがパーティションにある場合にのみ、Data Grid は読み取りおよび書き込み操作を許可します。パーティションにエントリーのすべてのレプリカが含まれていない場合、Data Grid はそのエントリーのキャッシュ操作を防ぎます。 | 一貫性 |
| パーティションにエントリーのすべてのレプリカが含まれない限り、Data Grid はエントリーに対する読み取り操作を許可し、書き込み操作を防ぎます。 | 読み取りが可能な一貫性 |