1.4. ローカルキャッシュ
Data Grid は、ConcurrentHashMap
に似たローカルキャッシュモードを提供します。
キャッシュは、永続ストレージやエビクションや有効期限などの管理機能など、単純なマップよりも多くの機能を提供します。
Data Grid Cache
API は Java の ConcurrentMap
API を拡張し、マップから Data Grid キャッシュへの移行を容易にします。
ローカルキャッシュの設定
XML
<local-cache name="mycache" statistics="true"> <encoding media-type="application/x-protostream"/> </local-cache>
JSON
{ "local-cache": { "name": "mycache", "statistics": "true", "encoding": { "media-type": "application/x-protostream" } } }
YAML
localCache: name: "mycache" statistics: "true" encoding: mediaType: "application/x-protostream"
1.4.1. 単純なキャッシュ
単純なキャッシュは、以下の機能のサポートを無効にするローカルキャッシュのタイプです。
- トランザクションと呼び出しのバッチ処理
- 永続ストレージ
- カスタムインターセプター
- インデックス作成
- トランダング
ただし、有効期限、エビクション、統計、およびセキュリティー機能などの単純なキャッシュで他の Data Grid 機能を使用できます。単純なキャッシュと互換性がない機能を設定すると、Data Grid は例外を出力します。
単純なキャッシュ設定
XML
<local-cache simple-cache="true" />
JSON
{ "local-cache" : { "simple-cache" : "true" } }
YAML
localCache: simpleCache: "true"