6.2. ライトスルーキャッシュストア
ライトスルーは、メモリーへの書き込みとキャッシュストアへの書き込みが同期されるキャッシュ書き込みモードです。クライアントアプリケーションがキャッシュエントリーを更新すると、Cache.put()
を呼び出すと、Data Grid はキャッシュストアを更新するまで呼び出しを返しません。このキャッシュ書き込みモードを使用すると、クライアントスレッドの境界内にあるキャッシュストアに更新されます。
write-through モードの主な利点は、キャッシュおよびキャッシュストアが同時に更新され、キャッシュストアが常にキャッシュと一致していることです。
ただし、ライトスルーモードは、キャッシュ操作にレイテンシーを直接追加する必要があるため、パフォーマンスが低下する可能性があります。
ライトスルー設定
Data Grid は、キャッシュに write-behind 設定を明示的に追加しない限り、ライトスルーモードを使用します。write-through モードを設定する別の要素またはメソッドはありません。
たとえば、以下の設定は、ライトスルーモードを暗黙的に使用するキャッシュにファイルベースのストアを追加します。
<distributed-cache> <persistence passivation="false"> <file-store> <index path="path/to/index" /> <data path="path/to/data" /> </file-store> </persistence> </distributed-cache>