5.6. 1.3.0 で修正された問題


5.6.1. Red Hat Developer Hub Helm チャートから不要なプルシークレットが削除される

この更新により、Red Hat Developer Hub Helm チャートには不要になったプルシークレットが含まれなくなりました。

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5.6.2. 存在しない権限ポリシーをフィルタリングするとエラーがスローされる

この更新前は、一致する権限ポリシーが以前に定義されていない場合、権限フレームワークによる権限チェックでエラーがスローされていました。そのため、Developer Hub はエラーでリクエストを拒否しました。

この更新により、Developer Hub はエラーをスローせずにリクエストを拒否します。

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5.6.3. ユーザーが複数のグループのメンバーである場合に HTTP エラーコード 431 が表示される

この更新前は、ユーザーが多くのグループ (150 超) に所属し、それらのグループに集約された関係がある場合に応答しなくなりました。したがって、ユーザーの認証に失敗した可能性がありました。また、Developer Hub では、UI でユーザーエンティティーを開く際にエラーが表示される場合がありました。

この更新により、Developer Hub は、多くのグループ (150 超) に所属し、それらのグループに集約された関係があるユーザーを処理できるようになりました。

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5.6.4. OCM 呼び出しが OCM ページに制限されていない

この更新前は、OCM プラグインがインストールされている場合、OCM 以外のページに移動する際に、不要な OCM API 呼び出しが失敗していました。

この更新により、Developer Hub は OCM API 呼び出しを OCM 関連ページに制限します。

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5.6.5. Azure Entra SSO を使用したログインでは、ユーザーエンティティーの照合に ID が使用されるが、msgraph によってインポートされたユーザーエンティティーと一致しない

この更新前は、Developer Hub は、Azure 認証プロバイダーを使用するユーザーのエンティティーを、MsGraph カタログプロバイダーによって取り込まれたエンティティーとして解決できませんでした。そのため、Microsoft Azure を使用したユーザー認証では、Developer Hub でセッションを開くことができませんでした。

この更新により、Developer Hub は、Azure 認証プロバイダーを使用するユーザーのエンティティーを、MsGraph カタログプロバイダーによって取り込まれたエンティティーとして解決します。したがって、Microsoft Azure を使用したユーザー認証により、Developer Hub でセッションを開くことができます。

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5.6.6. デフォルト設定の非推奨の backend.auth.keys フィールドを置き換える

この更新前は、デフォルト設定の Developer Hub デプロイメントでは、アプリケーションログに非推奨の警告が表示されていました。

この更新により、デフォルトの upstream.backstage.appConfig 設定では、非推奨の backend.auth.keys フィールドではなく、backend.auth.externalAccess フィールドが使用されるようになりました。

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5.6.7. アプリケーションログで PII ログを処理する

この更新により、Developer Hub ではアプリケーションログにユーザーの IP アドレスが含まれなくなります。

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5.6.8. 最後の約 10 件の GitHub プルリクエストがリストから欠落している

この更新前は、Developer Hub はプルリクエストをリスト表示する際の GitHub 検索 API の制限を無視していました。そのため、Developer Hub にすべてのプルリクエストが表示されない可能性がありました。

この更新により、Developer Hub は GitHub 検索 API の制限に対応するため、ページング件数を最大 1000 件に制限します。Developer Hub では、さらなる結果が表示可能な場合は、クエリーを絞り込んでより具体的な結果を取得できることをツールヒントで提案し、ユーザーに知らせます。

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5.6.9. 移行テーブルがすでにロックされているため、RHDH での rhtap のインストールが常に失敗する

この更新前は、config map またはシークレットを更新した後、変更を適用するために Pod を再起動する際に、データベースの同時ロックが試行される可能性がありました。試行されると、デッドロックとなりました。

この更新により、Developer Hub はデッドロックなしで Pod の同時更新を処理できるようになりました。

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5.6.10. Helm チャート内のオプションのシークレット dynamic-plugins-npmrc の名前が変更される

この更新前は、Helm チャートは dynamic-plugins-npmrc シークレットにバージョンなしの名前を使用していました。そのため、RHDH Helm チャートバージョン 1.2.1 の後継の Helm デプロイメントは、dynamic-plugins-npmrc という名前のシークレットが存在し、現在のリリースによって所有されていないというエラーで最初のデプロイメント後に失敗しました。

この更新により、Helm チャートは、Helm チャートによって管理される他のリソースに合わせて名前が付けられた dynamic-plugins-npmrc シークレット (<release-name>-dynamic-plugins-npmrc) を作成して使用します。その結果、Helm チャートは以前のエラーで失敗しなくなります。

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5.6.11. バックステージ固有のメトリクスが /metrics エンドポイントに表示されなくなる

この更新前は、Developer Hub は <RHDH_URL>/metrics エンドポイントのカタログメトリクスなどの一部のメトリクスを表示しませんでした。

この更新により、Developer Hub は /metrics エンドポイントに期待されるメトリクスを表示します。

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5.6.12. Material 5 を使用するプラグインのテーマの問題

この更新前は、Developer Hub では Material UI (MUI) 5 を使用するプラグインでテーマの問題が発生していました。

この更新により、Developer Hub に MUI 5 関連パッケージが追加され、共有モジュールとしてアプリケーションシェルに追加されました。したがって、MUI 5 コンポーネントと tss-react を使用する動的プラグインは、現在選択されているテーマを適切にロードできます。これにより、MUI 5 コンポーネントに正しい色とスタイルが適用されます。

厳密には必須ではありませんが、動的プラグインがクラス名接頭辞を持つ MUI 5 コンポーネントに依存している場合は、プラグインの index.ts に次のコードを追加することで、フロントエンドの動的プラグインにその動作を追加できます。

import { unstable_ClassNameGenerator as ClassNameGenerator } from &#39;@mui/material/className&#39;;

ClassNameGenerator.configure(componentName =&gt; {
  return componentName.startsWith(&#39;v5-&#39;)
    ? componentName
    : `v5-${componentName}`;
})

この更新により、@janus-idp/cli パッケージのバージョン 1.13.1 以降を使用する必要があります。

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5.6.13. 名前に ':' または '/' を含む RBAC ロールを作成すると、何も実行しないロールが作成され、削除できなくなる

この更新前は、REST API (または UI の RBAC 管理パネル) を通じて名前に ':' または '/' を含む RBAC ロールを作成すると、何も実行しないロールが作成され、削除できなくなりました。ロールの名前は POST リクエストに記述されているとおりにすべて表示されましたが、ロールの詳細情報を表示するためにクリックすると、最初の ':' または '/' の前に記述された名前の部分のみが表示されました。また、RBAC ロールのリストにはロールに追加されたポリシーの数がリストされていましたが、詳細情報を表示するためにロールをクリックしても、ユーザーやポリシーは表示されませんでした。

この更新により、Developer Hub はバックステージ検証に従って、ロール名と namespace 名をより厳密に検証するようになりました。

Developer Hub では、以下の形式に準拠していないロール名が無効になります。

  • 長さが 1 以上 63 以下の文字列。
  • [a-z0-9A-Z] のシーケンスで作成される必要があり、[-_.] のいずれかで区切ることもできます。

Developer Hub は、以下の形式に準拠していない namespace を無効にします。

  • 長さが 1 以上 63 以下の文字列。
  • [a-zA-Z0-9] のシーケンスである必要があり、- で区切ることもできます。

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5.6.14. ファイルが削除された際に、それらのファイルからロードされた条件付きポリシーとポリシーを更新する

この更新前は、ファイルからロードされた条件付きポリシーやポリシーが、対応するポリシーファイルが設定から削除された後も有効なまま残っていました。

この更新により、対応するポリシーファイルが設定から削除された後、ファイルからロードされた条件付きポリシーやポリシーが削除されます。

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5.6.15. catalog:timestamping によって挿入されたタイムスタンプが修正される

この更新前は、backstage-scaffolder-backend-module-annotator プラグインの catalog:timestamping アクションによって作成された catalog-info.yaml 内のタイムスタンプが、テンプレートの実行時間と異なっていました。

この更新により、テンプレートの実行ごとに一意のタイムスタンプが生成されます。

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5.6.16. 表示されていなかった仮想マシンの詳細がサイドバーに追加される

この更新前は、ユーザーがサイドバーに仮想マシンの詳細を表示したときに、仮想マシンに対応するアイコンが表示されませんでした。

この更新により、表示されていなかったアイコンが追加されました。したがって、ユーザーがサイドバーに仮想マシンの詳細を表示すると、アイコンに仮想マシンのステータスが表示されます。

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5.6.17. dangerouslyAllowSignInWithoutUserInCatalog が true に設定され、ユーザーがソフトウェアカタログに存在しない場合に GitHub で認証する

この更新前は、dangerouslyAllowSignInWithoutUserInCatalog フィールドが true に設定され、ユーザーがソフトウェアカタログに存在しない場合、Github での認証が失敗していました。

この更新により、dangerouslyAllowSignInWithoutUserInCatalog フィールドが true に設定されている場合、ユーザーがソフトウェアカタログに存在しなくても Developer Hub に認証できるようになります。

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5.6.18. カスタムリソースで定義された Developer Hub イメージは、環境変数で定義されたイメージよりも優先されます。

この更新前は、Developer Hub イメージがカスタムリソースと 'RELATED_IMAGE_backstage' 環境変数の両方で設定されていた場合、カスタムリソースで定義されたイメージは使用されませんでした。

この更新により、カスタムリソース設定が優先され、適用されます。

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5.6.19. 多数のユーザーまたはグループの結果が表示されるように検索ドロップダウンが更新される

この更新前は、RBAC 管理ページのメンバードロップダウンでは、多数のユーザーまたはグループをロードできませんでした。そのため、Developer Hub 管理者は、ロールに追加する必要があるユーザーまたはグループを選択できませんでした。

この更新により、ドロップダウンには最初に最大 100 人のユーザーまたはグループが表示され、ユーザーが検索を開始すると表示が更新されます。検索はデータセット全体で行われ、最初の 100 件の結果が表示されます。ユーザーは、検索結果を目的のユーザーまたはグループを含むリストに絞り込むために、検索を絞り込む必要があります。したがって、ユーザーやグループの数が多い場合でも、Developer Hub 管理者は必要なユーザーまたはグループをロールに追加できます。

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5.6.20. ダイナミックフロントエンドアセットを備えたバンドルされた ArgoCD プラグイン

この更新前は、ArgoCD プラグインは動的フロントエンドプラグインアセットではなく、動的バックエンドプラグインアセットにバンドルされていました。そのため、ArgoCD プラグインのロードに失敗しました。

この更新により、ArgoCD プラグインが動的フロントエンドプラグインアセットにバンドルされます。これにより、ArgoCD プラグインは適切にロードできます。

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