9.2. レプリケーション方式を使用した Directory Server 10 からバージョン 12 への移行


レプリケーショントポロジーでは、レプリケーション方式を使用して Directory Server 12 に移行します。

手順

  1. Directory Server 12 ホストでレプリケーションを有効にしますが、レプリカ合意は作成しないでください。レプリケーションの有効化の詳細は、Red Hat Directory Server 12 ドキュメントの レプリケーションの設定および管理 を参照してください。
  2. Directory Server 10 ホストでレプリケーションを有効にし、Directory Server 12 ホストを参照するレプリカ合意を作成します。レプリケーションの有効化の詳細は、Red Hat Directory Server 10 管理ガイド の第 15 章「レプリケーションの管理」を参照してください。

    重要

    dse.ldif のレイアウトがバージョン間で異なるため、Directory Server 10 ホストでカスタム設定を使用した場合は、Directory Server 12 ホストの dse.ldif 設定ファイルを以前のバージョンのファイルで 置き換えない でください。代わりに、dsconf ユーティリティーまたは Web コンソールを使用して、必要なパラメーターおよびプラグインごとにカスタム設定を追加してください。

  3. 必要に応じて、Directory Server 12 ホスト間で、レプリカ合意のある追加の Directory Server 12 ホストを設定します。
  4. Directory Server 12 ホストのみを使用するようにクライアントを設定します。
  5. Directory Server 10 ホストで、Directory Server 12 ホストを参照するレプリカ合意を削除します。

    # ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -x -p 389 -h server_ds_10.example.com
    dn: cn=agreement-to-DS-12-server,cn=replica,cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping
    tree,cn=config
    changetype: delete
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  6. Directory Server 10 ホストをアンインストールします。Red Hat Directory Server 10 Installation Guide の第 4.8 章「Directory Server のアンインストール」を参照してください。
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