7.9. RHEL Web コンソールを使用した WireGuard サーバーでの firewalld の設定


クライアントからの着信接続を許可するには、WireGuard サーバーで firewalld サービスを設定する必要があります。また、クライアントが WireGuard サーバーをデフォルトゲートウェイとして使用し、すべてのトラフィックをトンネル経由でルーティングできるようにするには、マスカレードを有効にする必要があります。

前提条件

  • RHEL Web コンソールにログインしています。

手順

  1. 画面左側のナビゲーションで Networking タブを選択します。
  2. Firewall セクションで Edit rules and zones をクリックします。
  3. Add services をクリックします。
  4. Filter services フィールドに wireguard と入力します。
  5. リストから wireguard エントリーを選択します。

  6. Add services をクリックします。
  7. クライアントがすべてのトラフィックをトンネル経由でルーティングし、WireGuard サーバーをデフォルトゲートウェイとして使用する場合は、public ゾーンのマスカレードを有効にします。

    # firewall-cmd --permanent --zone=public --add-masquerade
    # firewall-cmd --reload
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    Web コンソールでは Firewalld ゾーンのマスカレードを有効にすることはできないことに注意してください。

検証

  1. 画面左側のナビゲーションで Networking タブを選択します。
  2. Firewall セクションで Edit rules and zones をクリックします。
  3. リストに wireguard サービスのエントリーが含まれており、WireGuard 接続プロファイルで設定した UDP ポートが表示されます。
  4. firewalldpublic ゾーンでマスカレードが有効になっていることを確認するために、次のように入力します。

    # firewall-cmd --list-all --zone=public
    public (active)
      ...
      services: ... wireguard
      ports:
      forward: yes
      masquerade: yes
      ...
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
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