7.4. LDAP ホームディレクトリー属性のオーバーライド
クライアントマシンにリモートホームディレクトリーのパスが存在しないことも少なくありません。この属性をオーバーライドすることで、ユーザーを有効なローカルパスにマッピングし、ログイン時に既存のディレクトリーに確実に移動するようにできます。
前提条件
-
rootアクセス -
sssd-toolsがインストールされている
手順
ローカルに保存れているユーザーの現在のホームディレクトリーを表示します。
# getent passwd <ldap_username><ldap_username>:x:XXXX:XXXX::/home/<home_directory>:/bin/bash<ldap_username>は、ユーザー名に置き換えます。ローカルで表示されるとおりのホームディレクトリーの値が出力に表示されます。この値は LDAP レコードとは異なる場合があります。以下に例を示します。# getent passwd sarahsarah:x:1001:6003::sarah:/bin/bashユーザーのホームディレクトリーをオーバーライドします。
# sss_override user-add <ldap_username> -h <new_home_directory><ldap_username>は、ユーザー名に置き換えます。<new_home_directory>は、新しいホームディレクトリーに置き換えます。以下に例を示します。# sss_override user-add sarah -h adminSSSD を再起動して変更を適用します。
# systemctl restart sssd
検証
新しいホームディレクトリーが定義されていることを確認します。
# getent passwd <ldap_username><ldap_username>:x:XXXX:XXXX::/home/<new_home_directory>:/bin/bashオプション: ユーザーのオーバーライドを表示します。
# sss_override user-show <ldap_username>user@ldap.example.com:::::::<new_home_directory>::