1.3.3. 仮想ユーザーを使用するための Dovecot の準備


デフォルトでは、Dovecot はサービスを使用するユーザーとして、ファイルシステム上で多くのアクションを実行します。ただし、1 人のローカルユーザーを使用してこれらのアクションを実行するように Dovecot バックエンドを設定すると、複数の利点があります。

利点:

  • Dovecot は、ユーザーの ID (UID) を使用する代わりに、特定のローカルユーザーとしてファイルシステムアクションを実行します。
  • ユーザーは、サーバー上でローカルに利用できる必要はありません。
  • すべてのメールボックスとユーザー固有のファイルを 1 つのルートディレクトリーに保存できます。
  • ユーザーは UID とグループ ID (GID) を必要としないため、管理作業が軽減されます。
  • サーバー上のファイルシステムにアクセスできるユーザーは、これらのファイルにアクセスできないため、メールボックスやインデックスを危険にさらす可能性はありません。
  • レプリケーションのセットアップはより簡単です。

前提条件

  • Dovecot がインストールされている。

手順

  1. vmail ユーザーを作成します。

    # useradd --home-dir /var/mail/ --shell /usr/sbin/nologin vmail

    Dovecot は後でこのユーザーを使用してメールボックスを管理します。セキュリティー上の理由から、この目的で dovecot または dovenull システムユーザーを使用しないでください。

  2. /var/mail/ 以外のパスを使用する場合は、それに SELinux コンテキスト mail_spool_t を設定します。例:

    # semanage fcontext -a -t mail_spool_t "<path>(/.)?"*
    # restorecon -Rv <path>
  3. /var/mail/ への書き込み権限を vmail ユーザーにのみ付与します。

    # chown vmail:vmail /var/mail/
    # chmod 700 /var/mail/
  4. /etc/dovecot/conf.d/10-mail.conf ファイルの mail_location パラメーターをコメント解除し、メールボックスの形式と場所を設定します。

    mail_location = sdbox:/var/mail/%n/

    この設定の場合:

    • Dovecot は、single モードで高パフォーマンスの dbox メールボックス形式を使用します。このモードでは、サービスは、maildir 形式と同様に、各メールを個別のファイルに保存します。
    • Dovecot はパス内の %n 変数をユーザー名に解決します。これは、各ユーザーがメールボックス用に個別のディレクトリーを持つようにするために必要です。
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る