第8章 パッケージ管理履歴の処理
dnf history
コマンドを使用すると、以下の情報を確認できます。
- DNF トランザクションのタイムライン。
- トランザクションの発生日時
- トランザクションの影響を受けたパッケージの数
- トランザクションの成功または中止の有無
- トランザクション間で RPM データベースが変更された場合
dnf history
コマンドを使用して、トランザクションを取り消すこともできます。
8.1. DNF トランザクションのリスト表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
DNF ソフトウェア管理ツールを使用して、次のタスクを実行できます。
- 最新のトランザクションをリスト表示します。
- 選択したパッケージの最新の操作をリスト表示します。
- 特定のトランザクションの詳細を表示します。
手順
シナリオに応じて、次のいずれかのオプションを使用してトランザクション情報を表示します。
最新の DNF トランザクションのリストを表示するには、以下のコマンドを実行します。
dnf history
# dnf history
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力には、以下の情報が含まれます。
-
Action(s)
列には、トランザクション中に実行されたアクションのタイプが表示されます (例: インストール (I
)、アップグレード (U
)、削除 (E
) など)。 Altered
列には、トランザクション中に実行されたアクションの数が表示されます。アクションの数の後には、トランザクションの結果が続くこともあります。Action(s)
およびAltered
列の値の詳細は、dnf(8)
の man ページを参照してください。
-
選択したパッケージの最新操作のリストを表示するには、以下を実行します。
dnf history list <package_name>
# dnf history list <package_name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 特定のトランザクションの詳細を表示するには、以下のコマンドを実行します。
dnf history info <transaction_ID>
# dnf history info <transaction_ID>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow