第37章 ネットワーク
Red Hat Enterprise Linux 7.2 カーネルでタイムアウトポリシーが有効になっていない
nfct timeout コマンドは、Red Hat Enterprise Linux 7.2 ではサポートされていません。回避策として、
/proc/sys/net/netfilter/nf_conntrack_*_timeout_*
で利用可能なグローバルタイムアウト値を使用してタイムアウト値を設定します。
Red Hat Enterprise Linux 7 で、MD5 ハッシュアルゴリズムを使用した署名の検証が無効になる
MD5 署名証明書を必要とする WPA (Wi-Fi Protected Access) Enterprise Access Point (AP)に接続することはできません。この問題を回避するには、
wpa_supplicant.service
ファイルを /usr/lib/systemd/system/
ディレクトリーから /etc/systemd/system/
ディレクトリーにコピーし、以下の行をファイルの Service
セクションに追加します。
Environment=OPENSSL_ENABLE_MD5_VERIFY=1
次に、root で systemctl daemon-reload コマンドを実行して、サービスファイルを再読み込みします。
重要
MD5 証明書は安全性が非常に低く、Red Hat では使用を推奨していません。