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第29章 カーネル

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RAID 4 および RAID 10 の作成とアクティブ化を完全にサポート

Red Hat Enterprise Linux 7.3 では、以前のリリースで作成した既存の RAID 4 または RAID 10 論理ボリュームがアクティブになりませんでした。また、Red Hat Enterprise Linux 7.3 で作成した RAID 4 論理ボリュームは、その後のリリースおよび更新ではアクティベートできない場合があるため、作成しないように指示されていました。今回の更新で、Red Hat Enterprise Linux 7.4 が RAID 4 および RAID 10 の作成とアクティブ化を完全にサポートし、Red Hat Enterprise Linux 7.3 で作成された可能性のある無効な RAID 4 および RAID 10 のレイアウトを拒否するようになりました。(BZ#1385149)

kdump がレガシータイプ 12 NVDIMM で動作するようになる

以前は、レガシータイプ 12 の Non-Volatile Dual In-line Memory Modules (NVDIMMs) (実際のデュアルインラインメモリーモジュール(DIMM)、または memmap=XG!YG カーネルコマンドラインパラメーターを使用してエミュレート)のシステムは、カーネルクラッシュダンプを正常にキャプチャーできませんでした。実際の NVDIMM を使用するシステムでは、カーネルクラッシュダンプをキャプチャーしようとするとデータが破損する場合がありました。今回の更新で、基盤となるソースコードが修正され、レガシータイプ 12 NVDIMM を使用するシステムが、想定どおりにカーネルクラッシュダンプをキャプチャーできるようになりました。(BZ#1351098)

ACL を継承するファイルの作成でマスクが失われなくなる

以前は、アクセス制御リスト (ACL) を継承するファイルを作成すると、ローカルファイルシステムとは異なり、マスクが失われていました。今回の更新で、ファイルの作成時に NFSv4.2 を使用するクライアントが umask 属性を設定して、親ディレクトリーからパーミッションを継承する場合を除き、サーバーが umask を常に適用できるようになりました。その結果、新しい NFS ファイルには、ローカルで作成されたファイルと同じ権限が付与されます。この更新は、NFS クライアントと NFS サーバーの両方 に適用し、-overs=4.2 パラメーターでマウントする必要があります。(BZ#1217546)
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