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第1章 Microsoft Azure での仮想マシンとして Red Hat Enterprise Linux 7 イメージをデプロイ

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Azure に Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7 イメージをデプロイするオプションは複数あります。本章では、イメージを選択するオプションを説明し、ホストシステムおよび仮想マシンのシステム要件の一覧を紹介します。本章では、ISO イメージからカスタム VM を作成し、そのイメージを Azure にアップロードして、Azure 仮想インスタンスを起動する手順も説明します。

重要

ISO イメージからカスタム仮想マシンを作成することは可能ですが、Red Hat Image Builder 製品を使用して、特定のクラウドプロバイダーで使用するようにカスタマイズされたイメージを作成することを推奨します。詳細は Image Builder ガイド を参照してください。

この章では、Azure のドキュメントを参照している箇所が多数あります。多くの手順に関する詳細は、参照している Azure ドキュメントを確認してください。

注記

Azure でセキュアに使用できる Red Hat 製品の一覧は、Red Hat on Microsoft Azure を参照してください。

前提条件

  • Red Hat カスタマーポータル のアカウントに登録している。
  • Microsoft Azure アカウントに登録している。
  • Red Hat Cloud Access プログラムでサブスクリプションが有効になっている。Red Hat Cloud Access プログラムでは、Red Hat サブスクリプションを、物理システムまたはオンプレミスシステムから、Red Hat のフルサポートのある Azure へ移動できます。

1.1. Azure での Red Hat Enterprise Linux イメージオプション

以下の表には、イメージの選択肢を記載し、イメージオプションの相違点を示しています。

表1.1 イメージオプション
イメージオプションサブスクリプションサンプルシナリオ留意事項

Red Hat Gold Image のデプロイを選択する

既存の Red Hat サブスクリプションを活用する

Red Hat Cloud Access プログラム を使用してサブスクリプションを有効にし、Azure で Red Hat Gold Image を選択します。Gold イメージおよび Azure でイメージにアクセスする方法は、Red Hat Cloud Access Reference Guide を参照してください。

このサブスクリプションには、Red Hat のコストが含まれていますが、他のインスタンスのコストは、Microsoft 社に支払うことになります。

Red Hat Gold Image は、既存の Red Hat サブスクリプションを活用するため、クラウドアクセスイメージと呼ばれています。Red Hat は、クラウドアクセスイメージを直接サポートします。

Azure に移動するカスタムイメージをデプロイすることを選択する

既存の Red Hat サブスクリプションを活用する

Red Hat Cloud Access プログラム を使用してサブスクリプションを有効にし、カスタムイメージをアップロードし、サブスクリプションを割り当てます。

このサブスクリプションには、Red Hat のコストが含まれていますが、他のインスタンスのコストは、Microsoft 社に支払うことになります。

Azure に移行するカスタムイメージは、既存の Red Hat サブスクリプションを活用するため、クラウドアクセスイメージと呼ばれています。Red Hat は、クラウドアクセスイメージを直接サポートします。

RHEL を含む既存の Azure イメージをデプロイすることを選択する

Azure イメージには、Red Hat 製品が含まれる

Azure コンソールを使用して仮想マシンを作成する際に RHEL イメージを選択するか、Azure Marketplace から仮想マシンを選択します。

従量課金モデルで 1 時間ごとに Microsoft 社に支払います。このようなイメージはオンデマンドと呼ばれています。 Azure は、サポート契約に基づいてオンデマンドイメージのサポートを提供します。

Red Hat は、イメージの更新を提供します。Azure により、Red Hat Update Infrastructure (RHUI) から更新を利用できるようにします。

注記

Red Hat Image Builder を使用して、Azure 用のカスタムイメージを作成できます。詳細は Image Builder ガイド を参照してください。

本章の残りの部分には、Red Hat Enterprise Linux カスタムイメージに関連する情報および手順が記載されています。

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