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第2章 主な変更点と移行で考慮すべき点

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本章では、Red Hat Enterprise Linux 6 から Red Hat Enterprise Linux 7 への移行に影響する可能性がある主な変更点と機能について説明します。各セクションをよく読んで、Red Hat Enterprise Linux 7 へのアップグレードがシステムに与える影響について十分に理解するようにしてください。

2.1. システム制限

Red Hat Enterprise Linux でサポートされるシステム制限は、バージョン 6 とバージョン 7 で異なります。

Red Hat Enterprise Linux 7 では、1 GB 以上のディスク領域がインストールで必要となります。ただし、Red Hat では、すべてのサポート対象のアーキテクチャーで 5 GB 以上のディスク領域を推奨しています。

AMD64 または Intel 64 のシステム稼働には、1 GB 以上のメモリーが必要になります。Red Hat では、論理 CPU あたり 1 GB 以上のメモリーを推奨しています。AMD64 または Intel 64 のシステムでのサポートには、以下の上限が設定されています。

  • 最大 3 TB のメモリー (理論的上限: 64 TB)
  • 最大 160 の論理 CPU (理論的上限: 5120 の論理 CPU)

64 ビット Power システムの稼働には、2 GB 以上のメモリーが必要になります。サポートには以下の上限が設定されています。

  • 最大 2 TB のメモリー (理論的上限: 64 TB)
  • 最大 128 の論理 CPU (理論的上限: 2048 の論理 CPU)

IBM System z システムの稼働には、1 GB 以上のメモリーが必要になり、理論的には以下の上限までサポート可能です。

  • 最大 3 TB のメモリー
  • 最大 101 の論理 CPU

Red Hat Enterprise Linux 7 の要件および制限に関する最新情報は、https://access.redhat.com/site/articles/rhel-limits でオンラインで利用できます。ハードウェアまたはソフトウェアが認定されているかどうかを確認するには、https://access.redhat.com/certifications を参照してください。

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