5.6.17. 仮想化
cloud-init を使用してカスタマイズされ、クローンされた起動が非常に遅い ESXi 仮想マシン
現在、cloud-init を使用して VMware ESXi ハイパーバイザーで実行している仮想マシンを修正して静的 IP を使用し、仮想マシンをクローンすると、新しいクローンの仮想マシンを再起動するのにかかる時間が非常に長くなる場合があります。これは、cloud-init が仮想マシンの静的 IP を DHCP に書き換えてから、利用可能なデータソースを検索しているからです。
この問題を回避するには、仮想マシンを最初に起動してから cloud-init をアンインストールします。その結果、その後の再起動の速度は低下しません。
(BZ#1666961, BZ#1706482)
ネストされた仮想化ブロックのライブ移行の有効化
現在、ネストされた仮想化機能はライブ移行と互換性がありません。したがって、RHEL 8 ホストでネストされた仮想化を有効にすると、ホストから仮想マシンを移行したり、仮想マシンの状態のスナップショットをディスクに保存したりできなくなります。
ネストされた仮想化は、現在 RHEL 8 でテクノロジープレビューとして提供されているため、サポート対象外であることに注意してください。さらに、ネスト化された仮想化は、デフォルトでは無効になっています。これを有効にする場合は、モジュールパラメーターの kvm_intel.nested または kvm_amd.nested を使用します。
cloud-init を使用した Microsoft Azure での仮想マシンのプロビジョニングに失敗する
現在、cloud-init ユーティリティーを使用して、Microsoft Azure プラットフォームで RHEL 8 仮想マシンをプロビジョニングすることができません。この問題を回避するには、以下のいずれかの方法を使用します。
-
cloud-initの代わりにWALinuxAgentパッケージを使用して、Microsoft Azure に仮想マシンをプロビジョニングします。 以下の設定を
/etc/NetworkManager/NetworkManager.confファイルの[main]セクションに追加します。[main] dhcp=dhclient
(BZ#1641190)
Generation 2 の RHEL 8 仮想マシンが Hyper-V Server 2016 ホストで起動できない場合がある
Microsoft Hyper-V Server 2016 ホストで実行している仮想マシンで RHEL 8 をゲストオペレーティングシステムとして使用すると、仮想マシンが起動しなくなり、GRUB ブートメニューに戻る場合があります。さらに、以下のエラーが Hyper-V イベントログに記録されます。
The guest operating system reported that it failed with the following error code: 0x1E
このエラーは、Hyper-V ホストの UEFI ファームウェアバグが原因で発生します。この問題を回避するには、Hyper-V Server 2019 をホストとして使用します。
(BZ#1583445)
virsh iface-\* コマンドが一貫して動作しない
現在、virsh iface-* コマンド (virsh iface-start、virsh iface-destroy など) は、設定の依存関係が原因で頻繁に失敗します。したがって、ホストネットワーク接続の設定および管理には virsh iface-\* コマンドを使用しないことが推奨されます。代わりに、NetworkManager プログラムとその関連管理アプリケーションを使用します。
(BZ#1664592)
Azure 用の Linux 仮想マシン拡張機能が機能しないことがある
RHEL 8 には、デフォルトで python2 パッケージが含まれません。これにより、RHEL 8 仮想マシンで Azure 用の Linux 仮想マシン拡張機能 (azure-linux-extensions とも呼ばれる) の実行に失敗する場合があります。
azure-linux-extensions が期待通りに機能する可能性をあげるには、手動で RHEL 8 仮想マシンに python2 をインストールします。
# yum install python2
(BZ#1561132)