8.3. ソフトウェア管理


yum needs-restarting -s コマンドで systemd サービスのリストが正しく表示されるようになる

以前は、needs-restarting コマンドを -s または --services オプションとともに使用すると、systemd 以外のプロセスまたは誤動作しているプロセスが検出されたときにエラーが発生していました。今回の更新により、yum needs-restarting -s コマンドはそのようなプロセスを無視し、代わりに影響を受ける systemd サービスのリストとともに警告を表示します。

Bugzilla:2122587

dnf-automatic コマンドがトランザクションの終了ステータスを正しく報告するようになる

以前は、dnf-automatic コマンドは、トランザクション中の一部のアクションが正常に完了しなかった場合でも、トランザクションの成功終了コードを返しました。これにより、エラータの自動デプロイメントに dnf-automatic を使用するマシンでセキュリティーリスクが発生する可能性があります。今回の更新により、この問題は修正され、dnf-automatic は、トランザクション中にパッケージに関するすべての問題を報告するようになりました。

Bugzilla:2170093

YUM は proxy=_none_ を正しく処理するようになりました

YUM proxy=_none_ 設定オプションを使用すると、プロキシー設定の変更を禁止できます。以前は、メイン設定ファイルで proxy=_none_ を設定すると、YUM によってエラーが検出されました。この更新によりバグが修正され、YUM が proxy=_none_ を正しく処理できるようになりました。

注記

RHEL 8 の YUM proxy=_none_ 設定は、RHEL 7 の YUM 設定と互換性があります。

Bugzilla:2155713

dbus が所有するファイルが zlib によって更新された場合に、needs-restarting プラグインがシステムの再起動を正しく要求するようになりました。

以前は、YUM needs-restarting プラグインを実行すると、dbus パッケージが所有するファイルが、依存する zlib パッケージによって更新されたときに、システムの再起動を求めるプロンプトが表示されませんでした。今回の更新により、この問題が修正され、zlib の更新時に dbus を再起動する必要があるという内容のメッセージを needs-restarting プラグインが表示するようになりました。

Bugzilla:2092033

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