第5章 InfiniBand サブネットマネージャーの設定
すべての InfiniBand ネットワークでは、ネットワークが機能するために、サブネットマネージャーが実行されている必要があります。これは、2 台のマシンがスイッチなしで直接接続されている場合にも当てはまります。
複数のサブネットマネージャーを使用することもできます。その場合、1 つのサブネットマネージャーはマスターとして、もう 1 つはスレーブとして機能します。スレーブは、マスターサブネットマネージャーに障害が発生した場合に引き継ぎます。
ほとんどの InfiniBand スイッチには、サブネットマネージャーが組み込まれています。ただし、最新のサブネットマネージャーが必要な場合や、より詳細な制御が必要な場合は、Red Hat Enterprise Linux が提供する OpenSM
サブネットマネージャーを使用してください。
5.1. opensm サブネットマネージャーのインストール
OpenSM
は、InfiniBand 仕様に準拠したサブネットマネージャーおよび管理機能で、少なくとも 1 つの OpenSM
サービスのインスタンスが常に実行される InfiniBand ハードウェアを初期化します。
手順
opensm
パッケージをインストールします。#
yum
install opensmデフォルトのインストールがご使用の環境と一致しない場合に備えて、OpenSM を設定します。
InfiniBand ポートが 1 つしかないため、ホストはカスタムの変更を必要としないマスターサブネットマネージャーとして機能します。デフォルト設定は変更せずに動作します。
opensm
サービスを有効にして開始します。# systemctl enable --now opensm
関連情報
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opensm(8)
man ページ