10.6. 証明書を使用して CLI への認証を可能にするように IdM クライアントを設定
IdM クライアントのコマンドラインインターフェイス (CLI) で、IdM ユーザーに対して証明書認証を有効にするには、IdM ユーザーの証明書および秘密鍵を IdM クライアントにインポートします。ユーザー証明書の作成と転送方法の詳細は、新しいユーザー証明書を要求し、クライアントにエクスポート を参照してください。
手順
IdM クライアントにログインし、ユーザーの証明書と秘密鍵を含む .p12 ファイルを用意します。Kerberos TGT (Ticket Granting Ticket) ファイルを取得してキャッシュを取得するには、
-X
オプションにX509_username:/path/to/file.p12
属性を使用し、ユーザーのプリンシパルでkinit
コマンドを実行して、ユーザーの X509 識別情報の場所を指定します。たとえば、~/idm_user.p12
ファイルに保存されている識別情報を使用してidm_user
の TGT を取得するには、次のコマンドを実行します。$ kinit -X X509_idm_user='PKCS12:~/idm_user.p12' idm_user
注記このコマンドは、.pem ファイル形式 (kinit -X X509_username='FILE:/path/to/cert.pem,/path/to/key' user_principal) にも対応しています。