5.5. GPG2 で暗号化した IdM バックアップの作成


GPG (GNU Privacy Guard) 暗号化を使用して、暗号化バックアップを作成できます。以下の手順では、IdM バックアップを作成し、GPG2 キーを使用して暗号化します。

前提条件

手順

  • --gpg オプションを指定して、GPG で暗号化したバックアップを作成します。

    [root@server ~]# ipa-backup --gpg
    Preparing backup on server.example.com
    Stopping IPA services
    Backing up ipaca in EXAMPLE-COM to LDIF
    Backing up userRoot in EXAMPLE-COM to LDIF
    Backing up EXAMPLE-COM
    Backing up files
    Starting IPA service
    Encrypting /var/lib/ipa/backup/ipa-full-2020-01-13-14-38-00/ipa-full.tar
    Backed up to /var/lib/ipa/backup/ipa-full-2020-01-13-14-38-00
    The ipa-backup command was successful

検証

  • バックアップディレクトリーに、ファイル拡張子が .gpg の暗号化されたアーカイブが含まれていることを確認します。

    [root@server ~]# ls /var/lib/ipa/backup/ipa-full-2020-01-13-14-38-00
    header  ipa-full.tar.gpg
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