検索

第4章 仮想マシンのスナップショットによるデータ損失への準備

download PDF

仮想マシン (VM) スナップショットは、IdM サーバーの完全な状態を保存するものであるため、データ復旧計画に不可欠な要素です。

  • オペレーティングシステムのソフトウェアおよび設定
  • IdM ソフトウェアおよび設定
  • IdM のカスタマーデータ

IdM 認証局 (CA) レプリカの仮想マシンスナップショットを準備しておくことで、障害後に IdM デプロイメント全体を再構築できます。

警告

統合 CA を使用する環境では、証明書データは保持されないため、CA のない レプリカのスナップショットは、デプロイメントを再構築するには不十分です。

同様に、環境が IdM Key Recovery Authority (KRA) を使用する場合は、KRA レプリカのスナップショットを作成するようにしてください。そうでないと、ストレージキーが失われる可能性があります。

Red Hat は、デプロイメントで使用されている IdM サーバーロール (CA、KRA、DNS) がすべてインストールされている仮想マシンのスナップショットを作成することを推奨します。

前提条件

  • RHEL 仮想マシンをホストできるハイパーバイザー。

手順

  1. デプロイメントの CA レプリカ を、仮想マシン内で実行するように設定します。

    1. IdM DNS または KRA が環境で使用されている場合は、このレプリカにも DNS サービスおよび KRA サービスをインストールすることを検討してください。
    2. 必要に応じて、仮想マシンレプリカを 非表示レプリカ として設定します。
  2. この仮想マシンを定期的にシャットダウンして、完全なスナップショットを取得し、オンラインに戻して、レプリケーションの更新の受信を続けます。仮想マシンが非表示のレプリカの場合は、この手順中に IdM クライアントが中断することはありません。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.