8.2. レルムごとの KDC の動作制御オプション
KDC は認証の成功および失敗後にデータベースに書き込み、各 Kerberos レルムのユーザーアカウントのロックとロック解除を追跡します。/etc/krb5.conf
ファイルの [dbmodules]
セクションで以下のオプションを調整すると、KDC の情報の書き込みの頻度を最小限して、パフォーマンスを向上させることができます。
- disable_last_success
true
に設定すると、事前認証が必要なプリンシパルエントリーの最後の正常な認証
フィールドまで KDC の更新が行われないようにします。デフォルト値
false
有効な範囲
true
またはfalse
- disable_lockout
true
に設定すると、事前認証が必要なプリンシパルエントリーの最後に失敗した認証
とパスワードの失敗試行回数
フィールドまで KDC の更新が行われないようにします。このフラグを設定するとパフォーマンスが向上しますが、アカウントロックアウトを無効にすると、セキュリティーリスクと見なされる可能性があります。デフォルト値
false
有効な範囲
true
またはfalse
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