3.5. SELinux の unconfined_u ユーザーに自動的にマッピングされる新規ユーザーの追加
以下の手順では、新しい Linux ユーザーをシステムに追加する方法を説明します。ユーザーは自動的に SELinux unconfined_u
ユーザーにマッピングされます。
前提条件
-
root
ユーザーは、Red Hat Enterprise Linux でデフォルトで実行されるように、制限なしで実行されています。
手順
次のコマンドを入力して、
<example_user>
という名前の新しい Linux ユーザーを作成します。# useradd <example_user>
Linux の
<example_user>
ユーザーにパスワードを割り当てるには、次のコマンドを実行します。# passwd <example_user> Changing password for user <example_user>. New password: Retype new password: passwd: all authentication tokens updated successfully.
- 現在のセッションからログアウトします。
-
Linux の
<example_user>
ユーザーとしてログインします。ログインすると、PAM モジュールpam_selinux
は Linux ユーザーを SELinux ユーザー (この場合はunconfined_u
) に自動的にマッピングし、作成された SELinux コンテキストを設定します。Linux ユーザーのシェルはこのコンテキストで起動します。
検証
<example_user>
ユーザーとしてログインしたら、Linux ユーザーのコンテキストを確認します。$ id -Z unconfined_u:unconfined_r:unconfined_t:s0-s0:c0.c1023
関連情報
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システム上の
pam_selinux (8)
man ページ