第2章 LVM-VDO の要件


LVM 上の VDO には、配置とシステムリソースに関する特定の要件があります。

2.1. VDO メモリー要件

各 VDO ボリュームには、2 つの異なるメモリー要件があります。

VDO モジュール

VDO には、固定メモリー 38 MB と変動用に容量を確保する必要があります。

  • 設定済みのブロックマップキャッシュサイズ 1 MB ごとに 1.15 MB のメモリー。ブロックマップキャッシュには、最低 150 MB の RAM が必要です。
  • 1 TB の論理領域ごとに 1.6 MB のメモリー。
  • ボリュームが管理する物理ストレージの 1 TB ごとに 268 MB のメモリー。
UDS インデックス

Universal Deduplication Service (UDS) には、最低 250 MB のメモリーが必要です。このメモリー量は、重複排除が使用するデフォルトの容量です。この値は、インデックスに必要なストレージ容量にも影響するため、VDO ボリュームをフォーマットするときに設定できます。

UDS インデックスに必要なメモリーは、インデックスタイプと、重複排除ウィンドウに必要なサイズで決定されます。重複排除ウィンドウとは、VDO が一致するブロックをチェックできる、以前に書き込まれたデータの量です。

インデックスタイプ重複排除ウィンドウ

デンス

RAM 1 GB あたり 1 TB

スパース

RAM 1 GB あたり 10 TB

注記

デフォルト設定である 2 GB のスラブサイズと 0.25 のデンスインデックスを使用した場合、VDO ボリュームの最小ディスク使用量として、約 4.7 GB が必要です。これにより、0% の重複排除または圧縮で書き込むための 2 GB 弱の物理データが提供されます。

ここでの最小ディスク使用量は、デフォルトのスラブサイズとデンスインデックスの合計です。

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