第9章 IdM でスマートカード認証用に ADCS が発行した証明書の設定
以下の場合は、Active Directory (AD) 証明書サービスによって証明書が発行されたユーザーに対して IdM でスマートカード認証を設定します。
- デプロイメントが、Identity Management (IdM) と Active Directory (AD) と間のフォレスト間の信頼に基づいている場合
- AD にアカウントが保存されているユーザーに対してスマートカード認証を許可する必要がある場合
- 証明書が Active Directory Certificate Services (ADCS) に作成および保存される場合
前提条件
Identity Management (IdM) および Active Directory (AD) 信頼がインストールされている。
詳細は、IdM と AD との間の信頼のインストール を参照してください。
- Active Directory Certificate Services (ADCS) がインストールされ、ユーザーの証明書が生成されている。
9.1. 信頼の設定と証明書の使用に必要な Windows Server 設定
Windows Server で以下を設定する必要があります。
- Active Directory Certificate Services (ADCS) をインストールする
- 認証局を作成する
- 認証局の Web 登録を使用する場合は、Internet Information Services (IIS) を設定する
エクスポートされた証明書が次の基準を満たしている必要があります。
-
鍵には
2048
ビット以上が必要 - 秘密鍵を含める
Personal Information Exchange (
PKCS #12(.PFX)
) の形式の証明書が必要- 証明書のプライバシーを有効にする