20.2. IdM での ACME サービスの有効化


重要

この機能はテクノロジープレビューです。

デフォルトでは、ACME サービスはデプロイされていますが、無効になっています。ACME サービスを有効にすると、IdM デプロイメント全体のすべての IdM CA サーバーでサービスが有効になります。これはレプリケーションによって処理されます。

この例では、ACME を有効にし、毎月 1 日の午前 0 時に期限切れの証明書を自動的に削除するように設定します。

前提条件

  • IdM デプロイメント内のサーバーが、Random Certificate Serial Numbers (RSNv3) が有効になっている RHEL 9.2 以降を実行している。
  • この手順を実行する IdM サーバーで root 権限がある。

手順

  1. IdM デプロイメント全体で ACME を有効にします。

    # ipa-acme-manage enable
    The ipa-acme-manage command was successful
  2. 期限切れの証明書を CA から自動的に削除するように ACME を設定します。

    # ipa-acme-manage pruning --enable --cron "0 0 1 * *"
    注記

    期限切れの証明書は、保持期間が経過すると削除されます。デフォルトでは、これは有効期限切れから 30 日後です。

検証

  • ACME サービスがインストールされ有効になっているかどうかを確認するには、ipa-acme-manage status コマンドを使用します。
# ipa-acme-manage status
ACME is enabled
The ipa-acme-manage command was successful
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