7.3. DNF Automatic の有効化
DNF Automatic を 1 回実行するには、systemd タイマーユニットを起動する必要があります。ただし、DNF Automatic を定期的に実行する場合は、タイマーユニットを有効にする必要があります。dnf-automatic
パッケージで提供されているタイマーユニットの 1 つを使用することも、タイマーユニットのドロップインファイルを作成して実行時間を調整することもできます。
前提条件
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/etc/dnf/automatic.conf
設定ファイルを変更して、DNF Automatic の挙動を指定している。
手順
systemd タイマーユニットをすぐに有効にして実行するには、次のように入力します。
# systemctl enable --now <timer_name>
タイマーをすぐに実行せずに有効にするだけの場合は、
--now
オプションを省略します。次のタイマーを使用できます。
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dnf-automatic-download.timer
:利用可能な更新をダウンロードします。 -
dnf-automatic-install.timer
:利用可能な更新をダウンロードしてインストールします。 -
dnf-automatic-notifyonly.timer
:利用可能な更新を報告します。 -
dnf-automatic.timer
:利用可能な更新プログラムをダウンロード、ダウンロードしてインストール、または報告します。
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検証
タイマーが有効化されていることを確認します。
# systemctl status <systemd timer unit>
オプション: システム上の各タイマーが最後に実行された時刻を確認します。
# systemctl list-timers --all
関連情報
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dnf-automatic (8)
man ページ - dnf-automatic パッケージに含まれる systemd タイマーユニットの概要