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3.3. bootc-image-builder を使用した QCOW2 イメージの作成

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コマンドを実行しているアーキテクチャーの QEMU ディスクイメージ (QCOW2) のイメージに、RHEL ブート可能コンテナーイメージをビルドします。

RHEL ベースイメージにはデフォルトのユーザーは含まれません。必要に応じて、--config オプションを使用してユーザー設定を注入し、bootc-image-builder コンテナーを実行できます。あるいは、cloud-init を使用してベースイメージを設定し、初回起動時にユーザーと SSH キーを注入することもできます。cloud-init を使用したユーザーと SSH キーの注入 を参照してください。

前提条件

  • ホストマシンに Podman がインストールされている。
  • ホストマシンに virt-install がインストールされている。
  • bootc-image-builder ツールを実行し、コンテナーを --privileged モードで実行して、イメージをビルドするための root アクセスがある。

手順

  1. オプション: ユーザーアクセスを設定するための config.toml を作成します。次に例を示します。

    [[blueprint.customizations.user]]
    name = "user"
    password = "pass"
    key = "ssh-rsa AAA ... user@email.com"
    groups = ["wheel"]
  2. bootc-image-builder を実行します。必要に応じて、ユーザーアクセス設定を使用する場合は、config.toml を引数として渡します。

    注記

    コンテナーストレージマウントおよび --local イメージオプションがない場合は、イメージをパブリックにする必要があります。

    1. 以下は、パブリック QCOW2 イメージを作成する例です。

      $ sudo podman run \
          --rm \
          -it \
          --privileged \
          --pull=newer \
          --security-opt label=type:unconfined_t \
          -v ./config.toml:/config.toml \
          -v ./output:/output \
          -v /var/lib/containers/storage:/var/lib/containers/storage \ registry.redhat.io/rhel9/bootc-image-builder:latest \
          --type qcow2 \
          --config config.toml \
        quay.io/<namespace>/<image>:<tag>
    2. 以下は、プライベート QCOW2 イメージを作成する例です。

      $ sudo podman run \
          --rm \
          -it \
          --privileged \
          --pull=newer \
          --security-opt label=type:unconfined_t \
          -v ./config.toml:/config.toml \
          -v ./output:/output \
          registry.redhat.io/rhel9/bootc-image-builder:latest \
          --type qcow2 \
          --config config.toml \
        quay.io/<namespace>/<image>:<tag>

      .qcow2 イメージは出力フォルダーにあります。

次のステップ

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